ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです!
「過保護や過干渉は、やめましょう!」
子育てをしている上でよく耳にするコトバです。
私の経験上、「過干渉」について、悩まれる親御さんが多いように見受けられます。
今回はそのような親御さんに向けて、「過干渉」とは、どうしておきるのか?
「過干渉」を無くすためにどうすればよいのか?ということについて書いていきます!
ご覧ください。
「過干渉」チェックリストを作ってみました!
過干渉とは「子どもができることを親が先回りし“過ぎる”こと」です。
厳しく聞こえるかもしれませんが、過干渉を一言で表すというと「親の価値観の押し付け」になります。
では、どこからが過干渉で、どういう時に口を挟むのをやめたらいいのか。
下記に具体的なチェックリストを挙げてみましたので、どれだけ当てはまっているのかご自身でチェックしてみてください!
□子どの宿題に親が手を貸している。
□子どもの友人関係に口出ししてしまう。
□子どもに失敗させないために、先回りしてものを言ってしまう。
□習い事など「将来のためだから」と、子どもが進んで習いたいと言っているわけではないことを、親の価値観を押し付けてやらせている。
□忘れ物に気づいたら出発前に声をかけたり、学校に届けている。
□翌日の時間割や忘れ物がないかなど親が必ずチェックしている。
□子どもが宿題や提出物、大事な配布物を学校に忘れた場合、ママ友にお願いして写真を送ってもらう事が日常化している。
□中学・高校受験の際に、本人よりも親の方が一生懸命になっている。
いかがですか?
実はこれ…1つでも当てはまれば要注意なのです。
チェックリストに当てはまる親御さんの共通点とは?
今回のチェックリストは、ほとんどの親御さんが、当てはまるのではないでしょうか。
小学生と中学生では、過干渉の線引きは変わっていきます。
チェックリストの内容は、小学校低学年以上の、どの学年にも共通する内容です。
この1つのチェックが「これくらいなら言っても大丈夫だろう…」に繋がり、どんどん過干渉の沼にハマっていきます。
極論、直接親が困らないことは全て、子どもに任せてみるくらいの気持ちで良いのです。
チェックリストに1つでもチェックがついた親御さんに共通していることがあります。
“子どものことを見過ぎている”ということ。
これは、過干渉をしてしまう一番の原因でもあるのです。
子どものことを思いすぎるがあまり、イライラしていませんか?
真面目な親御さんほど、過干渉の傾向にあります。
いつも子どものことを一番に考えて、悩んで、出来るだけ子どもに失敗させたくなくて、困らせたくないと日々考えられているのではないでしょうか。
しかし!!
実は失敗させたくない、困らせたくないと思い過ぎるがあまり、子どものことをよく見ていることが過干渉に繋がる落とし穴なんです。
無意識で見てしまっているケースもここには含まれます。
常に子どものことを見ている(監視している)状態は、親子共に「いいこと」はありません。
親は疲れるし子どもは何かと指摘されるし…親子共に疲れます。
(例)
①ご飯を食べるのが遅かったり、箸がすすまない。
②宿題をしていない。
③お風呂に中々入らない。
これは、支援をしている中で、多くの親御さんがイライラされるトップ3です。
皆さんも心当たりは、ありますか?
このようなコトバを、何度口にしてきたでしょう。
これは、“見ているから”気になるのです。
「こうしてほしい」という親御さんの気持ちがあり、思い通りにいかないからイライラしてしまう。
その結果、口に出してしまいます。
イライラしない対応方法の例を書いてみました!
上に書いた3点の解決方法の例を書いてみます。
①食事中はテレビを見たり、親子の会話そのものを楽しんで子どもの食べるスピードを意識しないようにする。
あまりに遅い時は「早く食べなさい!」ではなくて「洗い物もあるからなるべく早く食べてくれたら、ママ助かるんだけどな」とアイメッセージを使う。
②「宿題いつするのかな?」と気になるとは思いますが、始めるまで待つのではなく、やらないのであれば「出来ていなくて困るのかこの子。学校の先生に注意してもらった方が身につく」という捉え方をする。
(既に先生から「家で宿題させてください」と指摘を受けているご家庭や、小学校低学年は除く。)
③お風呂が遅ければ先に親御さんが入る、入らなくてもそれは子どもの問題なので気にしないようにする。
この考え方の原点は、「それをしなくて困るのは誰なのか?」というところに繋がります。
食べるのが遅い、宿題をしない、お風呂に入らない、どれも親御さんに大きなダメージが与えられるものではありません。
食べるのが遅い
→遅過ぎたら洗い物を自分でしなくてはいけない。
宿題をしない
→先生に注意される。
お風呂に入らない
→学校で「臭い」と言われたら恥ずかしい思いをする。
最終的に行動しなくて困るのは子ども自身です。
このような失敗経験が重なれば重なるほど、子どもは成長し、「同じ思いをしたくない」と変わっていきます。
失敗の経験=経験値UP
このように考えてみてください。
親子で成長するために意識していただきたいポイントとは?
このように、過干渉をして言ってしまうと、子どもたちの大事な失敗経験を奪ってしまいます。
それだけでなく、親からの命令や指示は、子どもの不満やイライラに繋がるケースも多いです。
これまで書いてきましたように、過干渉は子どもを見過ぎているから起こってしまいます。
子どもを見ないというのは簡単なことではありません。
今まで常に見てきたという親御さんなら尚更難しいでしょう。
しかし、今日から、見ないように意識してみてください。
親があれこれ言う以上に、子どもは成長します。
子どもに声かけをする前に、誰の問題かを頭で考えて立ち止まってみてください。
見ない時間が定着すれば、親御さんのイライラする時間も減ります。
必然的に言わなくても良いことを言う機会も減っていくのです。
言いたくなった時には、「今ここで我慢すればこの子は成長する!」とご自身に言い聞かせてみてください。
その考え方が定着されると、子どものダメなところに気付いても「成長のタイミング」という考えになります。
失敗経験をもっと積み重ねていってほしいとさえ思えるようになってきます。
親御さんも一緒に成長できるチャンスだと思い始めてみてください。
意外と知られていない?過干渉を無くすための方法を徹底解説します!【まとめ】
支援中の親御さんも、皆さん最初は過保護・過干渉のオンパレードです。
対応に慣れてくると、子どもが失敗した時も「これで良かったんですよね」と言えるように、思えるようになられています。
いつのまにか、これまでイライラしていたことが、子どもの成長のためだと思えば「良い経験だ!」という考え方に変わっていかれる親御さんが多数です。
1度ご家庭で試してみて、難しければ弊社の「子育てサポートコース」で学ぶことが出来ます。
お子さんの自立と、ご家庭の自立のために今日から「過干渉のない子育て」を目指してみてください。
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう!
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