【実例】『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③

hutoukousaport-hukugaku3 いである先生

ブログをご覧の皆様、こんにちは。

いであるです。

今回のお話は、不登校サポートコースの中でも一番繊細な対応になる「登校刺激」をした結果について書きます。

「登校刺激」とは、簡単に言いますと、カウンセラー導入のことです。

A君がどのような反応をしたのか、そしてA君が話してくれた本音はどのようなものだったのでしょうか。

このお話は、前回の続編になります。

いつもであれば、2回に分けて書く内容かもしれないのですが、流れを見て頂くために長いお話となりました。

まだ、お読みになられていない方は、ぜひ、前回から見て頂く事で、分かりやすくなるかと思います。

【実例】『不登校サポートコース』を受講され、復学できました②
前回は、復学を果たしたAくんご家族との出会いや支援に入るに至るまでの経緯など、訪問カウンセリングの導入部分について書いてきました。前回のお話も貼り付けておきますので、お読みいただけましたら幸いです。では、続きを書いていきます。

『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③登校刺激前の分析って?

株式会社PLS 『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③登校刺激前の分析って?

ここで、登校刺激をする前の分析のことをご説明します。

Aくんは「嫌なことから逃げ出したくなる」という傾向が推察されました。

また、心配事や恐怖を感じると体調に出やすい。

登校刺激でカウンセラーが介入しても最初は黙り込むのではないか。

最初は、想定通りAくんは「…」と黙り込みました。

沈黙の後は、号泣して言葉が出ないという状態。

ここから、時間をかけてゆっくりA君の心をほぐしていきます。

そして、改めて、気持ちを確認すると「戻りたい…」と答えが出てきたのです。

「戻りたいけど戻れなかった」

「戻るのが怖い」

「本当は皆と同じように遊びたい」

「僕だって授業を受けたい」

一度「戻りたい」と口に出してからは、次から次へと、本心を話してくれました。

【要注意】「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響③『想像力の欠如』
ブログをご覧の皆様、こんにちは。いであるです。今回は、「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響のお話、第3回目。『想像力の欠如』についてお話していきます。前回のお話を読んで復習されても良し。今回のお話だけを読んでいただいても、分かるように書いています。

『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③A君の本音は?

株式会社PLS 『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③A君の本音は?

私が現場に入ると、表面的には「行きたくない」と家庭内でアピールしている子どもたちが多いです。

でも「行きたいけど行けないだけなんだ」と誰にも見せず心の中で泣いているのが本音。

今までにも良く体験してきました。

今回も、まさにそのケースだったのです。

①学校に行けなくなったきっかけ

②今学校に戻るとしたら何が不安か

本心を確認できてからは、この2点を聞きました。

学校に行けなくなったきっかけは、友達から嫌なことをされたということです。

涙ながらにその時のことを思い出しながら素直に話してくれました。

事前に親御さんから聞いていた通りの内容でした。

ただ、本人の中ではきっかけに過ぎなかった。

休み始めてから出てきた心配事の方が、今は学校に行けない理由に繋がっている。

そんなことも、包み隠すことなく教えてくれました。

子育て世代に知ってほしい「子どもたちが不登校になる原因」はコレ!
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『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③Aくんの心配事とは?

株式会社PLS 『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③Aくんの心配事とは?

A君の心配事をまとめてみました。

「久しぶりに学校へ行った時に、周りの目が気になる」

「廊下を歩くのが怖い」

「不登校の自分のことを友達がどう思っているのか気になる」

「また同じようにからかわれてしまわないか心配」

「勉強をしていないから授業中に当てられたら答えられない」

「答えられなかったら恥ずかしいし、勉強が分かるまでは学校に行きづらい」

これは一部ですが、このようにして復学してからの心配事を話してくれました。

【要注意】「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響!『自立の難化』とは?
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『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③意思確認の様子

株式会社PLS 『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③意思確認の様子

まずは勇気を出して話してくれたことに対して、カウンセラーから褒めました。

その上で私から、「その悩みの一つ一つが解決できたとしたら学校に行ける?」と質問をしてみました。

A君からの出たコトバは「だいぶ行きやすくなる」だったのです。

その悩み、どれも解決できるよ。

ただ、解決するためにサポートはするけれど、学校に行くのはA君自身。

だから準備も自分自身で行動に移さないといけないこともあるよ。

けど、それでも一緒に乗り越えられそうかな?

と私から確認すると、力強く「うん!」と頷いてくれました。

この時まだAくんは、涙目でしたが、覚悟を決めた眼差しだったのです。

この瞬間から、カウンセラーと二人三脚で復学準備をすることが決まりました。

【要注意】「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響②『決断力』がつかない!
ブログをご覧の皆様、こんにちは。いであるです。前回は、『自立の難化』について書きました。「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響の2つ目、『決断力』がつかない!事についてです。

『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③主人公は「お子さん自身」

株式会社PLS 『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③主人公は「お子さん自身」

カウンセリングの現場で、私から子どもたちに伝えていることなのですが、上にも述べているように「学校に行くのはお子さん自身」

あくまでも、登校刺激は復学のきっかけ作りです。

復学までの準備や自己肯定感の向上を徹底的にサポートしていきます。

どれだけ一緒に準備をしても、復学日当日に学校に行くのは、カウンセラーでも親でもなく、お子さん自身」なのです。

そのためには中途半端な覚悟や気持ちでは、途中で心が折れてしまうため復学を果たせなくなる可能性が出てきます。

そうならないために「本当に学校に戻りたいという気持ちがあるのか、もしくは戻った方が良いと思っているのか」を必ず本人に確認は怠りません。

ここで「本当は戻りたくない!その場しのぎだ!」というお子さんたちは今までに出会ってきたことはあないです。

もしそういうお子さんたちに出会ったら、復学以外の道も一緒に考えサポートしていきます。

サポートについて
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『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③「まとめ」

株式会社PLS 『不登校サポートコース』を受講され、復学できました③「まとめ」

【子どもの気持ちを正面から受け止め、出来るサポートを100%の力でしていく】

これがPLSの復学率100%の実績に繋がっているのです。

Aくんが「戻りたい…」と答えた後にも、改めて私から本心を確認。

気持ちは変わらず、もう一度「戻りたい。学校に行きたい」と答えてくれたのです。

大変長いお話になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは次回のブログ記事でお会いしましょう。

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