ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。
今回は、実際に復学支援を行ったご家庭の体験談として、
「約1年間、別室登校を続けていた中学3年生が、始業式当日に復学したケース」をご紹介します。
現在、
・不登校が長引いている
・別室登校から教室復帰できない
・復学のタイミングが分からない
・このまま不登校が続くのではと不安
・継続登校まで見据えた支援を探している
このような悩みを抱えている親御さんにとって、少しでも参考になる内容になればと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
【始業式当日に復学】約1年間、別室登校を続けていた中学3年生のケース

4月の始業式当日。
約1年間、別室登校を続けていた中学3年生の男の子が、教室へ復学を果たしました。
彼は昨年春頃から、
・不登校
・五月雨登校
・別室登校
を繰り返している状態でした。
ご相談いただく前には、別の復学支援機関を利用されていました。
しかし思うような結果にはつながらず、
「このままで本当に学校へ戻れるのだろうか」
「何を信じて進めればいいのか分からない」
そんな不安をご家族全体が抱えておられました。
不登校が長引くと、お子さんだけではなく親御さんも疲弊していきます。
周囲からは、
「焦らなくてもいい」
「そのうち行けるようになる」
と言われる一方で、時間だけが過ぎていくことに焦りを感じる親御さんは少なくありません。
実際、このご家庭も復学への方向性が見えない状態でした。
そこで今回の支援では、
・家族療法による親御さんの関わり方の調整
・登校刺激による本人の意志形成
・訪問カウンセリングによる復学準備
この3つを軸に進めていきました。
復学は、当日だけ頑張れば成功するものではありません。
生活リズム、考え方、朝の行動、学校への捉え方。
そうした日常の積み重ねが、復学後の継続登校につながります。
支援期間中は、本人が「本当はどうしたいのか」を大切にしながら関係性を築いていきました。
その結果、彼は予定していた始業式の日に、自ら教室へ戻ることができました。
復学初日を終えた後、彼はこう話してくれました。
「お兄さんたちと出発するときは大丈夫だった。でも学校について下駄箱に着いた時が一番緊張した。たまたま友達が声かけてくれて、そのまま教室に入れたから大丈夫だった。でも…まじで疲れた(笑)」
この言葉には、復学当日の緊張や不安がそのまま表れています。
「学校へ行けた」という結果だけを見ると簡単に思えるかもしれません。
ですが本人にとっては、とても大きな一歩です。
私たち訪問カウンセラーは、登校刺激の日だけでなく、復学当日の朝までサポートします。
この日は関係性を築いてきたカウンセラーと朝から遊び、少し緊張をほぐしてから出発しました。
出発前には、
「行ってくるわー!」
と、ご両親へ自然に声をかける姿も見られました。
その姿に安心された親御さんも多くの思いがあったと思います。
【復学後1ヶ月】変わったのは登校だけではありませんでした

復学してから約1ヶ月。
現在も彼は、自発的に朝起きて登校し、継続登校ができています。
しかし変化したのは「学校へ行くこと」だけではありません。
不登校期間中は、
・目覚ましでは起きられない
・親御さんが声をかけても起きられない
・昼夜逆転している
・朝昼を食べず夜だけ食べる
という状態でした。
ところが復学準備期間に、カウンセラーと一緒に「自分で起きる練習」を積み重ねた結果、今では目覚ましだけで起きられるようになりました。
食生活も大きく変化しました。
以前は朝昼を食べず、夜1食のみ。
現在は朝ごはんを食べ、給食を食べ、夜もしっかり食べる生活へ変わっています。
毎朝起きて学校へ行き、三食食べ、夜に眠る。
当たり前のように見える生活でも、不登校になると難しくなることがあります。
だからこそ、その生活を取り戻せた時、親御さんは本当に嬉しそうでした。
ただ、私たちが目指しているのは「復学」だけではありません。
目指しているのは、その先の自立です。
復学はゴールではなくスタート。
継続登校の中では、気持ちが落ち込む日もあります。
再び学校へ行きづらくなることもあります。
だからこそ、山や谷を含めて支えていくことが復学支援の本質だと考えています。
【他の復学支援ケース】実際に復学したお子さんたちの事例

今年に入り、PLSの復学支援を受講されたご家庭では、すべてのケースで復学につながっています。
いくつかご紹介します。
東京都・中学1年生(1月復学)
復学直後は不安定な様子もありました。
しかし訪問カウンセラー導入後は1日も休まず登校を継続。
さらに、一緒に不登校だった友人もLINEでのやり取りをきっかけに復学するという珍しいケースでした。
埼玉県・小学5年生(2月復学)
復学後3日目に遅刻があり、ご両親も「また戻ってしまうのでは」と不安を感じていました。
その後、親子で生活改善について話し合い、カウンセラーも継続してサポート。
春休みに入るまで無遅刻・無欠席となりました。
滋賀県・高校2年生(3月復学)
登校刺激から2日後に復学。
春休みまで欠席なく登校し、高校3年生となった現在もゴールデンウィークまで欠席なく通学できています。
進路への不安も支えながら、継続登校をサポートしています。
大阪府・小学3年生(母子登校)
約1年間続いていた母子登校。
このケースでは直接的な介入ではなく、家族療法を中心に支援しました。
その結果、支援開始から約1ヶ月で母子分離に成功。
現在は登校班で安定して通学できています。
これらのケースについても、今後詳しくブログでご紹介していく予定です。
【まとめ】復学支援で本当に大切なのは「継続登校」と「家庭環境」

今回ご紹介したケースに共通していることがあります。
それは、
「家庭内の関わり方が整っていること」
です。
復学できても、継続登校できなければ意味がありません。
だからこそPLSでは、
・親御さんの関わり方
・お子さんの意志形成
・実行までのサポート
この3つを一体として支援しています。
3学期に関わらせていただいたお子さんたちは、全員が本来望んでいた場所へ戻ることができました。
件数としては多くありません。
ですが、一つひとつのご家庭と本気で向き合い、丁寧に結果へつなげていくこと。
それが私たちPLSの役割だと考えています。
今回の体験談から分かることは、
復学のタイミングはとても重要
親御さんの関わり方で結果は変わる
継続登校まで見据えた支援が必要
ということです。
不登校は、適切な関わり方と支援によって道が開ける可能性があります。l:l
一人で抱え込まず、必要な時は相談しながら進めていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。


活動範囲
PLSの復学支援は、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州と全国対応しています。
訪問支援の実績がある地域
これまでに以下の地域へ訪問し、対面での復学支援を行ってきました。
北海道
東北/宮城県 山形県 福島県
関東/茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 長野県
北陸/新潟県 富山県 石川県 福井県
中部/静岡県 愛知県 三重県
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