ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。
不登校のお子さんが学校に戻るまでには、本人の気持ちだけでは解決できないさまざまな壁があります。
今回は、PLSの復学支援の中でも、お子さんと直接関わる「訪問カウンセリング」についてご紹介します。
家庭と子ども、両方を支えるPLSの支援スタイル

PLSの復学支援では、親御さんが家庭教育を学び、家庭内の対応を変えていく家族療法だけではなく、カウンセラーが直接ご家庭に介入する訪問カウンセリングという手法を取り入れています。
不登校から復学に向けるきっかけ作りをする“登校刺激”をする際に、PLSではコーチングと訪問カウンセラーの2つの役割を中心に直接的に不登校のお子さんの支援をしています。
この2つの役割の中でも、支援中に特に子どもたちと深く関わるのが訪問カウンセラーになります。
訪問カウンセラーは遊びを通じて信頼関係を構築し、性格傾向の分析をしたり、復学に向けて必要な復学準備の提案やサポート、復学後に継続登校を目指せるように支えていく役割を担います。
https://oyanomanabiya-pls.com/2023/08/14/zenryoku-hukugakushien/
「遊び」がカウンセリングになる理由

PLSの訪問カウンセラーは、京都や関西を拠点に、北海道から沖縄まで全国で支援を行っています。
特徴は、子どもと「遊ぶ」ことを通して関係性を築く点です。
「カウンセリングなのに遊ぶの?」と驚かれるかもしれませんが、お子さんにとって遊びの中こそが本音を出しやすい場面。
遊びを通してその子の考え方や感情、社会性など、多くの情報を読み取ることができます。
たとえば:
• 流行りのゲームで一緒に遊ぶ
• 公園で走り回る
• お絵描きやカードゲーム
• 映画館や水族館へのお出かけ
• カラオケや外食、スポーツ観戦など
一見、ただ楽しく遊んでいるように見える活動をしていきます。
しかし、こうした関わりの中から、子どもの性格傾向や社会性、自己表現のクセなど、多くの情報を読み取ることができるのです。
ここで誤解されやすいのですが、PLSの訪問カウンセリングは、いわゆる「治療」としてのプレイセラピーや箱庭療法とは異なります。
私たちが大切にしているのは、子ども自身の「好き」や「夢中になっていること」に寄り添いながら、自然な関係を築いていくこと。
そのなかで心をひらき、必要な力を引き出していくのです。

遊びの中から見える「学校での適応力」

訪問カウンセラーは、子どもの行動を観察しながら、学校で必要とされる力がどれだけ育っているかを見極めます。
たとえば:
• ゲームに負けたときの反応
• 勝ったときの言動
• ミスをした時に謝れるかどうか
• 相手のペースに合わせようとする姿勢
こうしたやり取りの中に、集団生活に適応するためのヒントがたくさんあります。
訪問カウンセラーは、信頼関係を大切にしながら、子どもの今の状態や課題を整理し、必要な復学準備や継続登校のフォローへとつなげていきます。
復学後も続く、心のセーフティネット

訪問カウンセリングの役割は、復学前だけではありません。
無事に学校に戻ったあとも、友だちとの関係、勉強の不安、環境の変化などから、再び登校が難しくなることは少なくありません。
PLSでは、復学後も訪問カウンセラーが継続的に関わり、子どもが「また学校へ行こう」と思えるよう、心の居場所として支え続けます。
• 学校での出来事の振り返り
• 勉強の理解度や進み具合の確認
• 必要に応じた学習支援や塾の導入
• ストレスや不安のケア
• 流行の遊びや情報への共感や共有
こうした関わりの中で、子どもは安心を感じ、前向きに学校と関わり続ける力を育んでいきます。

最後に|復学支援に必要なのは“対話する力”

PLSの復学支援は「学校に戻すこと」だけがゴールではありません。
子どもが安心して社会とつながり、未来に向かって一歩踏み出すための“心の基盤”をつくることが目的です。
訪問カウンセリングという関わりの中で、私たちは子どもと対話し、家庭と連携しながら、その子に合った復学支援を行っていきます。
不登校のお子さんを支える中で、毎日悩み、苦しんでおられる親御さんの思いは、私たちにも痛いほど伝わってきます。
「何をしたらいいのか分からない」
「誰かに気持ちを聞いてほしい」
そんなときは、どうか一人で抱え込まず、ぜひPLSにご相談ください。
初回の電話相談は無料です。
「話すだけで気持ちが軽くなった」と言われる方も多くいらっしゃいます。
まずは、お気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。


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