ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
これまで幾度となく、不登校からの復学は「ゴール」ではなく「新たなスタート」という話をしてきました。
復学支援における私たちの目標は、単に学校への復学を導くことではなく、その後も継続して登校し続けるためのサポートを提供することです。
これまでの復学支援の経験から、復学はゴールではなく、新たなスタートであると考えています。
今回は多くの親御さんが疑問に持たれている「一度復学したら、もう不登校になることはないのか?」ということをテーマに、再不登校のリスクや、それを防ぐための支援について詳しく書いていきます。
一度復学したら不登校は解決?再発の可能性と現実
「一度復学したらもう心配しなくていいですか?」という質問を親御さんや教育関係者からよくいただきます。
残念ながら答えは「No」です。
再度不登校になる可能性はゼロではなく、その背景には日常の学校生活における悩みやストレスがあります。
復学後、再度不登校を引き起こす可能性のある主な要因には以下のようなものがあります。
・朝早く起きて通学しなければならない
・テスト勉強や課題の負担
・授業についていけない
・友人関係のトラブル
・学校生活よりも家の方が快適に感じる
復学後もこのような悩みがあるため、再不登校のリスクは常に存在します。
ですが、こうした「登校中だからこその悩み」を解決することが、復学支援者である私たちの役割なのです。
子どもの「自立心」を育む継続的な復学支援
私たちの復学支援の根底には「自立心の育成」があります。
復学は単なる1日だけの登校ではなく、学校に通い続けることが「当たり前」になるまで継続することが目標です。
不登校期間から復学まで二人三脚で準備を行う訪問カウンセラーですが、継続登校のステージに入ったお子さんに対して隣でサポートしなくても、自分から登校する力を身につけることが本当の意味での復学と考えています。
復学支援の中で、自立心を育むためのステップは次のとおりです。
①日々の訪問カウンセリングで学校の様子や問題を把握。
②お子さんが悩みや問題に直面したときに、逃げずに立ち向かう力をサポート。
③柔軟な対応を通して、お子さん1人ひとりに合わせた支援を実施。
家庭教育の大切さを理解した上で、親ができるサポートとは
復学後に再不登校を防ぐためには、カウンセラーの力だけではなく、親御さんの家庭でのサポートも重要です。
お子さんに学校で困ったことが起きた時、親御さんが適切にサポートすることで、不登校の再発を防ぐことができます。
復学後にお子さんが欠席をした場合も、焦らずにその理由を一緒に考え、適切な対応を学んでいきましょう。
支援中に欠席することは、私たちはマイナスではなくポジティブに捉えています。
支援中だからこそ休んだ理由を分析し、今後どのように対応するべきかを学べる機会だからです。
欠席のパターンを知り、対応を柔軟にすることで、将来的な不登校の予防が可能になります。
一度の復学で安心は出来ない!再不登校を防ぐ復学支援のアプローチ「まとめ」
改めてお伝えしますが、復学はゴールではなくスタートです。
親御さんは日々の家庭教育を学び、子どもに合った子育てをしていくことが、不登校を防ぎ、継続登校を実現するカギとなります。
今不登校にお悩みの親御さん。
「状況が悪化してきているけれど対応が分からない」
「これ以上不登校を長引かせたくない」
「親の対応を学びたい」
「我が子に合う登校への準備が分からない」
という方は、一度PLSにご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
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