ブログをご覧の皆様、こんにちは!
めだかっこです。
今回は、4月に、小学校の入学を控えておられるお子さんの親御さんに、見ていただきたい内容です。
「小1プロブレム」という言葉を耳にされたことはありますか?
「小1プロブレム」とは、保育園や幼稚園を卒園した後、お子さんが小学校での生活や新しい環境に馴染めず、数か月間落ち着かない状態を言います。
今回は、「小1プロブレム」について書いていきます。
「小1プロブレム」を引き起こす原因
「小1プロブレム」は、お子さんが学校生活という慣れない環境への不安からおきると考えられます。
授業中に教室内を歩き回ったり、先生の指示通りに動けないことがあるので、カリキュラム通りに授業を進行できない事態に陥ってしまうこともしばしばあるのです。
具体的な原因として、大きく3つが挙げられます。
①遊び中心から勉強中心に変わり、退屈に感じてしまったり、窮屈に感じてしまう。
②協調性がまだあまりない状態で集団行動が増え、上手く適応できない。
③先生1人に対して子どもの人数が増えるため、全員に指示を行き渡らせるのが難しい。
これまで未就学児だったお子さんにとって、学校とは、今までとは何もかもが違う、全く新しい環境なのです。
毎朝決まった時間までに歩いて登校し、決められた時間割をこなし、初めての友達とコミュニケーションを取り、責任を持ってクラスでの係活動をし、お昼寝の時間もなく掃除をし、自分の足で帰り、帰宅後は宿題をする。
学校の環境に適応するのは難しいことではありませんが、そわそわしたり、好きなことができず駄々をこねたりすることもあります。
この「小1プロブレム」は”仕方がない”ことでもありますので、「こうしましょう!」という解決法はありません。
強いて言うならば、慣れるのを待つのみです。
しかし、親御さんが上手に対応をすることで、少しでも早く慣れることはできます。
お子さんの下校後、家庭で不満を聞く時間を持ち、頑張っていることをほめて、認めることが大切です。
小1プロブレムを起こさない「予防法」とは?
ここまでに、解決法はありませんと言いましたが、小1プロブレムを起こさない「予防法」は存在します。
それは「入学前から小学校とはどういう場所なのか」をしっかり話しておくこと!
保育園・幼稚園と小学校の違いを具体的に伝えて、事前にお子さんの中でイメージできる状況であることが何よりも大事です。
保育園や幼稚園では、なかったシステムが、小学校では次々と導入されていきます。
(例)
保育園・幼稚園:時間割のような授業ではない。
小学校:1〜5時間目まで授業がある。
保育園・幼稚園:お昼寝の時間がある。
小学校:お昼寝の時間がない。
保育園・幼稚園:送迎バスで向かったり、親御さんの送り迎えがある。
小学校:登校班のメンバーで登校、もしくは各自で登校。
このように、小学校に上がると、これまで経験してきたことと違う生活になり、保育園・幼稚園生活と小学校生活では環境の変化が生じます。
例に挙げたような違いを知っているだけでも、心の準備ができます。
中には、環境の変化に上手く適応できないことで、ギャップを感じてしまい、過度なストレスが溜まりまることも…。
こうなると「ママ学校についてきて」「学校が怖い」「行きたくない」という発言が出てくるケースが多いです。
これが引き金になり、母子登校や不登校に繋がるケースもあります。
ただ、「小1プロブレム」は、家庭内で適切な対応をすることで、徐々に落ち着いていきます。
お子さんは日々新しい経験をしていき、それを親に共有したいものです。
家庭内でお子さんの声を面倒に思わずに、しっかり聞く時間をつくりましょう。
「小1プロブレム」について【まとめ】
家庭内での居心地が悪くなってしまうと学校にも行きたくなくなってしまいます。
話しづらそうにしている時は、親御さんの方から声をかけてみてください。
そうすることでお子さんは自然と親に相談する習慣が付き、何か問題が発生しても、独りで抱え込んでしまうリスクを減らせます。
こうした普段のコミュニケーションが不登校を未然防止することにも繋がりますので、たくさんの会話を行ってください。
ここで、年相応にというポイントは大事にしていきましょう。
小学1年生になっているのに、変わらず保育園・幼稚園生の頃と同じように接していればお子さんの自立心は育めないどころか、赤ちゃん返りしてしまいます。
今回、特にお伝えしたかったことが2つ。
①小1プロブレムを起こす前に今のうちから予防すること。
②行き渋りや母子登校、不登校になれば小学1年生のうちだと親御さんの対応次第で改善できること。
この春、おそらく小学1年生のお子さんを持つ親御さんからのご相談が増えることが予想されます。
その前に一度、予防法について知りたい方はご連絡ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは次回のブログ記事でお会いしましょう!
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