ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
先日、事務所にスタッフが集まり、丸1日かけて、コーチングと訪問カウンセリング、そして「家庭教育とは何か」についての研修会を開催しました。
今回は、研修会の内容と私自身の想うところを書いていきます。
ご覧ください。
研修内容1【家庭教育の基礎と応用】
PLSの支援は、3つのコースで構成されています。
ご家庭に支援を差し上げる上で、基盤となっているのが「家庭教育」です。
PLSでは、カウンセラーのアドバイスのもと、言われるがままに家庭で実践していただいておりません。
「なぜそのアドバイスをしているのか?」
「なぜその家庭にはこの対応が必要なのか?」
その“原理”を親御さんには知っていただき、行動に移すことが必要だからです。
「我が子に合う子育て」をしていくには「家庭教育」を学ぶほかないと言っても、過言ではありません。
家庭教育とは「全ての教育の出発点(原点)」とも呼ばれています。
「家庭教育」は、上に書いたような、世間では当たり前と言われることを、お子さんが身につけていく上で、とても重要な役割を果たしているのです。
支援を開始して間もないご家庭の親御さんに「家庭教育」という言葉で説明しても「家庭教育ってなんですか?」と聞かれることは、珍しい話ではありません。
質問に対して、分かりやすく説明できるように研修を実施。
そして改めて、スタッフ間で「家庭教育」の重要性について、認識のズレが無いかを確認しました。
研修内容2【訪問カウンセリングの研修】
PLSの訪問カウンセリングは、「不登校サポートコース」「はばたきコース」を受講されているご家庭に差し上げている手法の1つです。
しかし、訪問カウンセリングと一括りにはせず、2つのコースでは全く違う対応になります。
そのため、コースを分けて、それぞれの訪問カウンセリングの研修を行いました。
特にPLSが重きを置いているのが「不登校サポートコース」の訪問カウンセリングです。
・子どもの性別
・子どもの学年
・不登校期間
・不登校のきっかけ
・学校に行く上での悩み
・子どもの性格
・子どもの特性
これらをどれも全く異なるパターンでイメージして、お子さん役と訪問カウンセラー役に分けて、実際の場面を想定し、ロールプレイを行いました。
【例1】
・小学5年生の女の子
・何が理由か分からないけれど不登校に
・親御さんから聞いている話では、学校に行きたいようには見えないし、学校の話を出すと癇癪をおこす
・性格は完璧主義
・ASDの特徴あり
【例2】
・中学2年生の男の子
・勉強の遅れがきっかけで不登校に
・「行きたい」という気持ちはあるけれど勉強の遅れや、勉強以外にも心配点が多くて一歩が踏み出せない
・性格は繊細、神経質、嫌なことから逃げる傾向が強い
・親子関係は険悪
このような例を5つ出して、場面設定、役割設定をし、研修を進めました。
研修内容3【コーチングの研修】
お子さんの状態はその数だけ違います。
どれだけ支援を重ねて、似た性格のお子さんと出会ってきたとしても、全く同じお子さんは、1人もいないのです。
だからこそ、どのようなお子さんに出会ったとしても、そのお子さんに合った1番良い対応が瞬時にできるように、徹底的にイメージし、そして自分たちの対応の引き出しを増やします。
この研修が、お子さんの「復学したい」という気持ちの背中を押し、「これなら学校に戻れるかも」と思える可能性を1%でも上げていくのです。
コーチングの研修はPLSの復学支援そのもの!
ブログやTwitterで何度も紹介してきましたが、登校刺激の日に行うコーチングというのは、「不登校サポートコース」の支援中でも一番繊細であり、一番難しい対応です。
・コーチング役
・訪問カウンセラー役
・子ども役
・父親・母親役
コーチングの研修については、登校刺激当日のイメージをより深めるために、上のように役を分けて行いました。
登校刺激は何度経験しても、何度復学に導くことが出来たとしても、現場では大きな緊張感が走ります。
研修は決して本番ではありません。
しかし、ピリピリとした空気が張り詰めた研修の現場。
1人1人が「実際、支援に入るご家庭の状況だったら…」と自分ごととして捉えて、研修に挑むことができました。
今回の研修を終えて、、、私の想い
丸1日という長い時間を使っての研修会。
今回も「親子で笑顔になるために」という志を胸に、1人1人が研修に向き合うことができました。
2023年に入り、不登校で悩む親御さんからの問い合わせが驚くほど増えています。
4月末時点で、既に例年の倍以上の件数になっており、2022年、PLSが支援し、復学できたご家庭の件数を、既に追い越しそうな勢いです。
いつも考えることなのですが、この仕事は決して1人でしている訳ではないのです。
現場に専念できる環境を作ってくれたパートナー、そして現場を支えてくれる仲間がいるからこそ成り立っているんだと再度自分に落とし込むことが出来ました。
PLSの支援で、復学率100%を維持できているのも、決して私だけの力ではありません。
分からないことや、つまづききそうな時に「この家庭の対応だけどどうしたら良いかな?」と聞くと、一緒になって考えてくれる仲間がいるからこそ維持できている数字。
会社をしていく上で一番大事なのは仲間だと再確認した研修会になりました。
今後も、きっと、研修会を開催するたびに感じるでしょう。
【記録】復学支援で親子を笑顔にするために!研修会を開催しました!「まとめ」
年々多忙になることが今のところ想定されます。
忙しくても、関わっていく親子が笑顔であり続けるために、定期的に研修会は開催していく予定です。
どのようなご家庭との出会いでも、「PLSと出会えて良かった」と思ってもらえるように、引き続きスタッフ一同精進していく所存です。
引き続き、応援のほどよろしくお願いします!
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは次回のブログ記事でお会いしましょう!
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