ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。
「ママ、学校が怖い…」
お子さんからそんな言葉を聞いたとき、どう受け止めたらよいのか悩んでしまいますよね。
友達もいる。
先生も優しい。
学校に特別な問題があるようには見えない…。
それでも、「学校が怖い」と感じてしまうお子さんはたくさんいます。
実はこの言葉、不登校のサインとして、復学支援の現場でも非常によく聞かれます。
PLSには、全国の親御さんから復学に関するご相談が日々寄せられています。
とくに夏休み前後は、支援枠が早々に埋まってしまうほど多くのご家庭が、復学を目指して動き始める時期です。
そんな中、子どもたちが口にする「学校が怖い」という言葉には、ある共通した背景が見られます。
「怖さ」の正体は、“準備ができていない”こと

親御さんからよくいただくご相談の中には、こんな声があります。
• 特にいじめられているわけでもない
• 授業についていけていないようにも見えない
• 昔の自分は学校が怖いと思ったことなんてなかった
だからこそ、戸惑い、「これは甘え?」と感じてしまう方も多いのです。
心理学や教育学ではさまざまな分析があります。
• ○○心理効果
• 環境適応論
• 発達段階論
確かに学問的には理にかなっていることも多いですが、「学校が怖い」という子どもの言葉の裏には、年齢相応の“自立の準備”がまだ整っていないというシンプルな理由が隠れていることがあります。
たとえば、幼稚園の年長さんが、突然小学3年生の教室に入ったらどうなるでしょう?
周囲の話題についていけない。授業が理解できない。
周りの子はできるのに自分はできない…。
最初はがんばれても、やがてこんな風に感じるかもしれません。
「ママ、学校が怖い…」
「なにを話していいか分からない」
「授業がわからなくてしんどい」
これはお子さんの「甘え」ではなく、心と体、経験のバランスがまだ整っていない状態なのです。
解決の第一歩は「自立度」を知ること

PLSでは、このような状態を「年齢に見合った自立ができていないまま、年相応の環境にいる」と捉えています。
つまり問題の本質は、「学校が怖い」ことそのものではなく、その学校生活に適応できる準備ができていないということ。
そのため、まずは親御さん自身が、お子さんの“自立度”に目を向けることが大切です。
「どこまで自分でできるか」
「家庭でどんな関わり方をしているか」
そのバランスを整えることが、復学に向けた第一歩になります。

本当に乗り越えたいなら、“一時しのぎ”ではなく“根本解決”を

別室登校や母子登校といった方法も、もちろん選択肢としてあります。
ですが、これはあくまで一時的な安心の手段であって、根本的な解決にはつながらないことも多いのが現実です。
むしろ、時間が経つにつれて周囲の子と“自立の差”が広がってしまい、復学へのハードルが高くなってしまうケースもあります。
PLSの復学支援では、こうした一時しのぎではなく、ご家庭と一緒に根本から向き合う支援を行っています。
【まとめ】「学校が怖い」気持ちに寄り添う復学支援を

学校は、楽しいだけの場所ではありません。
時には緊張したり、つらいこともある場所です。
しかし、そうした経験を乗り越えることで、お子さんは大きく成長していきます。
「学校が怖い」という言葉の裏には、「まだ一人で立ち向かう準備が整っていない」という、子どもからのサインが隠れているかもしれません。
だからこそ、まずはそのお子さんに必要な“準備”を一緒に整えていくことが大切です。
PLSでは、不登校や行き渋りで悩むお子さんとご家庭に寄り添い、復学までのステップを丁寧にサポートしています。
「どうしたらいいか分からない」と感じたら、一度、PLSまでご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。


にほんブログ村
コメント