ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。
兄弟姉妹が同時期に不登校になると、親として「自分の育て方が悪かったのか」と感じることがあるかもしれません。
しかし、不登校は親のせいで起こるわけではありません。
複数の要因が絡み合い、結果としてお子さんが学校を休んでしまうことがあるのです。
不登校の原因は一人ひとり異なり、家庭環境だけでなく、学校や友人関係、お子さんの性格や感受性など、さまざまな要因が影響しています。
今回は、その背景を理解し、親ができるサポートについて考えていきます。
環境や家庭内の影響
兄弟姉妹が同じ家庭環境で育つと、同じストレス要因や生活のプレッシャーを感じることがあります。
たとえば、家庭内の不和や親の仕事のストレス、経済的な問題などは、お子さんの心に影響を与えることがあります。
しかし、これらの環境的な要因がすべて不登校の原因となるわけではありません。
親としてできることは、問題が生じた際に冷静に向き合い、サポートすることです。
また、兄弟姉妹の間での比較が原因となることもあります。
「お兄ちゃんはこんなに頑張っているのに、どうしてあなたは…」というような比較は、劣等感を生み出しやすく、結果として不登校のきっかけになることがあります。
こうした比較を避け、お子さん一人ひとりの個性を尊重する姿勢が大切です。
モデル効果と不登校の連鎖
兄弟姉妹の間では、心理学的に「モデル効果」という現象が見られることがあります。
これは、一方が取った行動を他方が真似るというもので、特に年齢が近い場合や強い絆がある場合によく見受けられます。
不登校になった兄弟を見て、「学校に行かなくても大丈夫」と感じるようになることがあるからです。
このような連鎖は、必ずしも親の対応に原因があるわけではなく、兄弟姉妹間の影響力が強いために生じることもあります。
同じ環境にいるからといって、同じ対応を全員に行うのではなく、それぞれに合わせたサポートをしていきましょう。
性格や感受性の違い
兄弟姉妹であっても、性格や感受性は異なります。
感受性が強いお子さんは、兄弟姉妹のストレスや不安を感じ取り、自分も同じように影響を受けることがあります。
これは親のせいではなく、お子さんの個性や人間関係が影響していることが多いです。
また、不登校になるきっかけは非常に個人的なもので、他人には理解しにくいことがあります。
たとえば、学校での人間関係の問題や、自分に対する過度な期待など、内面的な要因が大きく関与している場合もあります。
兄弟姉妹で同時期に不登校になることがあっても、それぞれに異なる理由が存在している可能性が高いです。
親の役割とできるサポート
兄弟姉妹が不登校になったとしても、親が責任を感じすぎる必要はありません。
大切なのは、親としてできる限り寄り添い、お子さんに安心感を与えることです。
親が取るべき具体的なサポートをいくつか紹介します。
1つ目は、比較を避け、個々を尊重すること。
お子さん一人ひとりの特性を理解し、個別に接することが重要です。
兄弟姉妹を比較せず、個々の成長を見守りましょう。
2つ目は、一貫した対応を心がけること。
不登校に対する対応は、甘すぎても厳しすぎてもいけません。
一貫性を持って接し、それぞれのお子さんのペースを尊重しましょう。
不登校の原因が何であれ、親が感情的になることは避け、冷静にサポートする姿勢を持ち続けることが大切です。
3つ目は、ストレス要因の減少。
家庭内のストレスを減らし、安心できる環境を整えることは重要です。
親自身がストレスを抱えすぎないように、家族全体でコミュニケーションを大切にし、日常生活をリラックスさせる工夫をしましょう。
4つ目は、外部のサポートを活用すること。
不登校は一家庭だけで解決するのが難しいこともあります。
必要であれば、学校や専門家のサポートを利用し、お子さんに適切な環境を提供することが大切です。
親だけで抱え込まず、相談先を見つけることが問題解決の第一歩です。
PLSでは、初回電話相談は無料で行っていますので、ご利用ください。
不登校は親のせいではない
兄弟姉妹が不登校になると、親御さんは自分の育て方や対応に問題があったのではないかと自責の念を抱かれることがあります。
しかし、不登校の原因は単純なものではなく、親の影響だけで決まるわけではありません。
学校での環境や、友人関係、お子さん自身の心の中の葛藤など、さまざまな要因が複雑に絡み合っているのです。
親として重要なのは、「不登校になったのは私のせいだ」と思い込むのではなく、お子さんの話を聞き、冷静に向き合うことです。
親の自責は、かえってお子さんにプレッシャーを与えてしまうことがあります。
兄弟姉妹で不登校に…その原因と親ができるサポートを解説「まとめ」
兄弟姉妹で不登校になる理由はさまざまですが、必ずしも親のせいであるとは限りません。
大切なのは、親が一貫した対応でお子さんをサポートし、家庭内のストレスを減らす環境作りをすることです。
親としてできることを冷静に見つめながら、専門家の助けを得ることも考え、お子さんに安心感を与えることが重要です。
PLSでは、マニュアルではなく、各ご家庭にあった支援を提供し、復学に向けて進めていきます。
復学後の継続登校にも力を入れています。
今、ご家庭だけでは抱えきれないと悩まれている親御さん、一度、PLSにご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。
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