ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
子育てをするにあたっての注意として、「先回り禁止」と聞くことが多いです。
「先回り」には賛否両論あります。
しないといけないと思う方、するべきではないと思う方。
様々な意見があって当然です。
今回は、「なぜ先回りはしない方がいいのか」ということについて書いていきます。
分かっているのに「先回り」してしまうこと、ありませんか?
「先回り」の話に賛否両論ある理由は、お子さんによって必要かどうかが違うからです。
・先回りをして言わないと、物事が身につかないお子さん。
・身に危険を及ぼす可能性があるお子さん。
・特性があるお子さん。
親が先回りをするからこそ、成長できるお子さんも実際にいらっしゃいます。
という気持ちから、ついつい我が子への関わりが「先回り」になってしまう親御さんは、多いです。
親として、その気持ちになってしまうのは、分かります。
これは、職場などでも、よくある場面です。
部下や後輩に任せるよりも、自分でした方が丁寧だし、早く終わる…。
しかし、スタッフ育成という観点では、自分がするのではなく、部下や後輩に経験してもらう。
時には失敗するだろうなと分かっていたとしても、それが経験値になる。
なので、あえて、手や口を出さずに見守る。
仕事だと皆様できる人が比較的多いのです。
これが、我が子のこととなると…。
このような親御さんを、多々見てきました。
「先回り」の環境の中での子育ての結果おきることとは?
頭では分かっているのに、我が子のこととなると、先回りしたい気持ちが優先してしまう…。
なんとも、不思議なものです。
時間はかかりますが、子育てには“待つこと”が大切だと言われています。
“待ち上手”になるには、どうしたらよいのでしょうか?
多くの親御さんは、お子さんに対して、このような思いや期待を抱いていることでしょう。
しかし、その気持ちが強くなりすぎていませんか?
その結果、ついつい先回りして言葉をかけたり、なんでもやってしまったりしていませんか?
それは結果的に
を育ててしまっているのです。
実際に見たり、聞いたりした「先回り」の事例4選
ここからは、実際に私が支援の中で見たり聞いたりした、「先回り」の事例をあげてみます。
①子どもを急かし、子どもがやるべきことも親がやってしまう
(例)出掛ける前、お子さんの準備が遅いと「早く早く!」と急かしていませんか?
待ちきれなくて、親が全て用意をしてしまうというケースもあります。
お子さんが、「早く支度しよう」と思っていても、親に急かされると、心に響かないどころか、お子さんは、辛い気持ちになってしまいます。
なども同じです。
と言われたときは、「先回り」してしまっていると考えてください。
②問題の解決法をすぐに教える
(例)お子さんが宿題を解きながら悩んでいるとき、
などとすぐに教える。
片付けが上手くできずにいるとき、
と手出し口出しする。
このように、問題の解決法をすぐに教えてしまう。
結果、お子さんは「お父さんお母さんがやって〜」と、なんでもかんでも、頼ってしまうようになってしまいます。
③子どもの「意見」を聞かず、指示出しをしてしまう
(例)「今日は暑いから、アレとコレを着ていきなさい」
「運動神経があまりよくないみたいだから、スポーツクラブに入ろう」
これは、親が指示を与えてばかりの状態です。
「先回り」が当たり前の子育ての典型的なパターンになってしまいます。
④子どもの友人関係に口を出してしまう
(例)
ママ友や先生が言った噂を鵜呑みにし、「〇〇君(〇〇さん)と付き合うのは良くないよ」などと、釘をさしてしまう。
その言動がお子さんの主体性や友人関係を奪ってしまうことにも繋がります。
子育てにおいて、お子さんの行動が危険につながる場合は素早い対処が必要です。
そうでない場合は「待つ」ことも大切なことです。
①〜④で事例を出してみました。
いくつ当てはまったでしょうか?
1つでも当てはまれば「先回り」が当たり前の子育てになっていると自覚してみましょう。
子育てで「先回り」してはいけない!その理由とは?【まとめ】
お子さんは自分なりに、常に色々なことを考えながら動いています。
親御さんから見ると、無意味に思えたり「なんでもっと早くできないの?」とイライラしてしまったりするような行動かもしれません。
そこにも、お子さんなりの理由が何かしらあるものです。
仮にその理由が、上のように、大人から見たら幼いと感じる内容だったとします。
しかし親御さんが待つことで、お子さんが「自分で考える経験」を重ねることができるのです。
この繰り返しで、主体性や、自分で考える力が育まれていきます。
「先回り」の子育てについて書き始めるとキリがなく延々と書いてしまいます…。
なので、今日はここで終了です。
・先回りの自覚がある方
・直したいけど治せない方
・自分が先回りをしているのか分からない方
このようなご家庭では、PLSの支援の中にある、「子育てサポートコース」で学ぶことが出来ます。
支援の枠には限りがありますので、ご希望の親御さんは、1度ご相談ください。
それでは次回のブログでお会いましょう!
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