ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
地域により差はありますが、長かった1学期もあと数日で終業式を迎えられる頃でしょうか?
年間を通じて、親子共に最も精神的に疲れる時期は、1学期だと言われています。
今回は、学校が長期休みに入るので、「夏休みに家庭内で意識していくこと」について書いていきます!
1学期が疲れてしまう理由とは?
春から夏にかけての時期は、目まぐるしく時間が過ぎていきます。
4月は全てが新しくなる環境に、分からないことだらけで、それでも周りに遅れを取らないように頑張らないといけません。
慣れない環境に緊張もすることでしょう。
5月はゴールデンウィークがあります。
新学期に緊張しながらも頑張っていた糸が、プツンと切れてしまい、ゴールデンウィーク明けに不登校になるお子さんの数はとても多いです。
行き渋りや不登校に足を踏み入れた我が子を見た親御さんは「まさかうちの子が…」と冷や汗をかかれたのではないでしょうか。
6月や7月は新しい環境に慣れてきて、適応し始めることにより友人関係も緩くなってきます。
悪気はなく相手に嫌なことを言ってしまったり、授業中の態度が悪くなってしまったりと良い意味でも悪い意味でも気が抜けて慣れてしまう時期です。
このように数ヶ月ですが色々と動きの多いので疲れてしまう時期でもあります。
この短期間で、親御さんが思っている以上に、お子さんは学校で毎日異なった過ごし方をして、日々成長していくのです。
自立心を育むために必要な家庭での対応とは?
支援中のご家庭には、よく「お子さんの自立心を育みましょう」と伝えています。
夏休みに入るということは、「ひとまず登校の心配をしなくてもよくなる!」と一息ついておられる親御さんもいらっしゃるかもしれません。
もちろん目先の登校のことは考えなくてもよくなりますが、夏休み明けに少しでもスムーズに登校できるようにするには、「家庭内対応」が大事になります。
家庭内で自立心を育む上で大切なことは、親子関係を上手に築いていくことです。
これが意外と難しいと感じるかもしれません。
しかし、やるべきことは実は、シンプル。
・年相応の接し方をする。
・子どもが自分でできることは自分でさせる。
この2つになります。
過保護、過干渉をしないように意識しましょう!
夏休みのように長期休みになると、学校がある時に比べて親子で接する時間が増えます。
すると、日頃は意識できていた“過保護・過干渉をしないように気をつける”ということが、いつのまにか出来なくなってしまうことが多くなります。
なぜなら、普段であれば、気にならないこと、目につかないことも一緒に過ごす時間が増えることで見えてしまうからです。
・夏休みの宿題をしない。
・遊びは全力、勉強は疎かになっている。
・起床時間、就寝時間が乱れている。
・部屋の片付けができない。
・約束を守らない。
・声をかけた時間に食卓に来ない。
このような状態が目についてしまうこともあるでしょう。
目にしてしまうと、イライラして叱ってしまい、反発されるなど好ましくない状況になりがちです。
普段であれば「〜しなさい!」と命令や指示はしないように心掛けているのに、目にする時間が増えるとイライラ+命令や叱責になってしまいます。
そのような対応には、「自立心を育むため」の効果はありません。
反発が出て親子関係に亀裂が入ったり、親に言われないと何も出来なくなる依存心が助長されてしまいます。
自立心を育むどころか、お子さんを幼くしてしまう可能性さえあるこの対応にはデメリットがたくさんあります。
最大のリスクは登校面です。
自己判断で行動しないといけない学校生活と、何でも口出ししてもらえる家庭内とのギャップが生じてしまうことで、学校への適応が難しくなってしまいます。
夏休み期間中にそのような状態でお子さんが家で過ごしてしまうと、夏休み明けの登校を行き渋ったり、初日から休んだり、「あと一日だけ休みたい…」が結果的に長引き不登校に繋がってしまうケースが後を断ちません。
この夏休み期間中だからこそ、過保護、過干渉をしないよに意識することは大切になります。
スムーズな登校ができるよう夏休みに家庭内で意識していくこととは?「まとめ」
この夏休みは、「家庭教育」を実践するチャンスです!
・自立心を育むために
・下がっていた親御さんの立場を高めるために
・不登校中のお子さんでしたら、夏休み明けからの復学意識を高めるために
・継続登校中のお子さんでしたら、夏休み明けの登校意識を高めるために
何を目的とするかを考えた上で、夏休みだからこそ出来る親御さんの対応をしていきましょう!
このひと夏の対応が、お子さんとしても親御さんとしても大きな成長のチャンスになります。
夏休み中の対応で、心配なこと、不安なことがありましたら、遠慮なくPLSにご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回のブログでお会いしましょう。
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