【復学事例】入学直後に不登校!復学支援を経て登校出来た中学生

いである先生
株式会社PLS 入学直後不登校になった中学生の復学事例

ブログをご覧の皆様、こんにちは!

いであるです。

この春は、夏休みまでに復学を目指したい親御さんや、夏休み明けの新学期までに状況を改善したいという多くの親御さんから、お問い合わせや訪問依頼が殺到していました。

そして5月、6月もたくさんのご家庭が復学を果たすことが出来ました。

7月初旬にも、1件のご家庭が復学されています。

今日はその中から、中学1年生のA君の復学事例について書いていきます!

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支援開始までの様子

株式会社PLS 復学支援開始までの様子

中学受験に合格し、通学に少し時間のかかる学校に通うことになったA君。

今回のケースでは、入学式のみ登校し、翌日から不登校になりました。

不登校期間は約2ヶ月半になります。

入学式直後の最初の授業で遅刻をしてしまい、教室に入れなかったことがきっかけです。

こちらのご家庭は、A君だけでなく、高校生のお兄ちゃんも不登校の状態でした。

お兄ちゃんの不登校、そしてお母さんに甘え始め軽度の母子依存状態に。

そのような状況が1ヶ月半ほど続き、5月中旬から支援を開始しました。

初回電話カウンセリングでの親御さんの様子から、兄弟で不登校というこの数ヶ月間、とても辛かったことがひしひしと伝わってきました。

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登校刺激の様子

株式会社PLS 登校刺激の様子

この状況を変えるため、親御さんと数日間登校状況の確認や家庭内での様子を共有し、分析を進めて登校刺激を行うことにしました。

登校刺激で行うコーチングは、寄り添い役の訪問カウンセリングとは逆で、背中を押す役、即ち子どもにとっては厳しい立場です。

コーチングは本来親御さんがお子さんに伝えるべき言葉を代わりに伝えます。

親御さんが「本当は言いたいけど言えないこと」を、私たちが嫌われ役になってでもお子さんの前ではその役を演じます。

こちらのご家庭は
・(A君)中学生の始業式翌日から不登校。
1日でも早く行かないとクラス内でグループが作られたり、友達が作りづらくなり、居場所作りが難しくなる。

・(お兄ちゃん)残り数週間以内に登校しないと留年の危機。

このような状況のため、早急に2人同時に登校刺激をする必要がありました。

親御さん、そしてカウンセラー同士の打ち合わせを重ねて登校刺激の日程が決定。

そして、登校刺激当日。

家に入ると、A君はリビングでお兄ちゃんと一緒に遊んでいました。

不登校になってから、家族以外との接触がなかったので、最初は状況が飲み込めずに言葉も発せない状態でした。

最初は首を振ったり頷いたりという返事の仕方のA君でしたが、時間が経つにつれて自分の言葉で話すことが出来てきました。

「学校には戻りたい。」
「せっかく受験合格したから行きたい。」
「休んだことを後悔している。」
「友達も作りたい。」

このように、A君は頭の中では「不登校」ではなく、中学生として学校に登校したい気持ちを強く持っていたのです。

行けない理由としては、「授業についていけない」「周りの目が気になる」「友達ができるか心配」
主にこの3つ。

ではこれらの悩みが解決できたら登校出来るのか聞くと「はい」と答えてくれました。

ただ、支援者としてそれを鵜呑みにはできません。

表面だけの「戻りたい」は継続登校が難しかったり、そもそも復学の意思がない中で行う復学準備は本人にとっても負担であり、何よりその時間が意味を成し得ないからです。

「本当に学校に戻りたいんだね」と何度も聞きました。

転校や今の学校以外の選択肢もたくさんある中で、それでも彼は力強く「今の学校に戻りたいです」と折れずに答えてくれました。

このタイミングで訪問カウンセラーを導入。

A君にとって、一緒に抱えている悩みを解決していき、復学するまでの間、1番の味方となる存在です。

寄り添い役の訪問カウンセラーとの対話をし、相談をし、復学日が決定。

最後に改めて本人の意思確認をすると、泣きながら「絶対に行く!戻りたい!」と力強い声で宣言してくれました。

不登校になってからのお子さんの変化について
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復学準備から復学までの様子

株式会社PLS 復学準備から復学までの様子

登校刺激翌日からは、訪問カウンセラーと二人三脚での復学準備がスタートします。

訪問カウンセラーは、不登校のお子さんと復学に向けての準備だけをするのではなく、一緒に好きな遊びをしながら準備を進めていきます。

その結果、1週間という短い復学準備期間でしたが、毎回、笑顔で出迎えてくれるほどの関係性になりました。

いよいよ復学日当日の朝を迎えました。

A君はとても緊張していましたが、予定通りの時間に準備を済ませ、ご両親に「行ってきます!」と伝えて、家を出発。

カウンセラーと一緒にバスに乗り、学校の門をくぐっていきました。

放課後、帰宅したA君は元気に明るくその日あった出来事をお母さんに話してくれたそうです。

この1か月程度しかない短期間に、A君は大きく成長しました。

これは、カウンセラーが介入したからだけではありません。

ご家庭内での親御さんの対応にもアドバイスをしていて、取り組んでいただいたからです。

私たちは復学を果たすにあたり、カウンセラーだけが頑張る、親御さんだけが頑張る、お子さんだけに頑張らせるということは決してしません。

皆で一つのチームとなり、同じ志の中で対応し、その結果が復学に結びつくのです。

【復学支援の必要性】不登校の課題に向き合うご家庭へのサポートとは?
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【復学事例】入学直後に不登校!復学支援を経て登校出来た中学生「まとめ」

株式会社PLS 入学直後に不登校!復学支援を経て登校出来た中学生「まとめ」

こちらのご家庭は2人とも数週間前に復学したばかりです。

今はまだ、1週間に1度の欠席があったりなかったり、行き渋りがあったりという状態です。

数ヶ月もの間、不登校だったことを考えると、急に毎日登校できることは難しいです。

復学を果たしたとしても、最初から100点を目指さずに、それぞれのお子さんに合ったペースで、最終的には継続登校に繋がるように私たちは支援をしていきます。

今、不登校でお悩みの方、家庭だけで頑張ってきたけど中々状況に変化がない方、状況が悪化してしまいどうしていいか困っている方は、遠慮なくPLSにご相談ください。

その悩みはご家庭だけで抱え込まずに、これ以上状況が悪化する前に一緒に解決しましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは次回のブログでお会いしましょう。

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