ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
ひと昔前は、不登校児さんを持つ家庭の親御さんからしても、「復学支援」というコトバは聴き慣れなかったのではないでしょうか…。
ここ最近では、SNSなどで復学支援について書いておられる方も増えてきました。
この調子で、お1人でも多くのご家庭の方に、知れ渡れば良いなぁという思いで見ています。
「復学支援」と言っても、PLSが発信やご提供をしているサービスと、他の機関での手法は別物です。
今回は、PLSがご提供しております「不登校サポートコースの復学支援」について書いていきます。
「復学はあくまでも通過点」これがPLSの考え方です!
PLSは「復学を果たすための支援」をご提供しています。
それと同時に「復学後もお子さんが自分のチカラで継続登校ができる支援」を復学支援として指しているのです。
決して「復学“だけ”を目的」とはしていません。
「復学はあくまでも通過点である」ということがPLSの考え方。
私たちがゴールとして掲げている状態。
それは、最終的に、親御さん、そして復学を果たしたお子さんが「自立」できているというところになります。
不登校を乗り越えるために、親御さんに理解いただきたいのは「きっかけ」に縛られすぎないということです。
不登校になった「きっかけ」は、あくまでもきっかけに過ぎません。
そのきっかけを解決したとしても根本のお子さんの「性格傾向」に焦点を当てないと同じことを繰り返します。
ここで書いたことは、いじめや精神的な負担により、不登校になった事例は別とお考え下さい。
1度、復学できれば、2度と不登校にならないのか?
「学校の給食がおいしくない」という理由で不登校になったお子さんを例にして書いてみましょう。
明日から、給食が劇的に美味しくなったとすれば、毎日登校出来るのか?
二度と不登校にならないのか?
このようにご質問をいただくと、「そうではありません」と、おこたえします。
仮に、給食が、お子さん好みの味になり、美味しくなったとしましょう。
友達や先生とうまくいかなくなる。
学校で恥ずかしい経験をする。
勉強が難しくなってくる。
このような、以前とは違う理由で、また欠席してしまいます。
これは「嫌なことから逃げようとする傾向が強い」性格傾向だと見受けられます。
宿題が完成しないと登校できない。
遅刻するくらいなら欠席する。
このような、「完璧主義」「失敗を見せたくない」という傾向も、不登校のお子さんたちには、よく当てはまります。
PLSでは「きっかけ」を解決することも、もちろんなのですが、一番解決する必要があるのは「性格傾向」であるという考えのもと、日々サポートに入っています。
このような傾向が強いお子さんがいらっしゃるご家庭には、カウンセラーが直接ご自宅に訪問して、復学に向けてのサポートを行うのです。
PLSの対面カウンセリングは2種ある!その内容とは?
PLSのサポートを受講中の親御さんはご存知かもしれませんが、PLSの対面型カウンセリングには2種類あります。
「訪問カウンセリング」と「コーチング」です。
ここからは、この2つの違いをわかりやすく説明していきます。
・訪問カウンセリング
家庭で言うお母さん(母性)の役目をします。
お子さんに対して、徹底的に寄り添い、全面的に味方になり、最初から最後まで支えていく役割です。
・コーチング
家庭で言うお父さん(父性)の役割をします。
世間一般的に当たり前とされていること、社会に出た時にお子さんが困らないように常識を教えていきます。
ダメなことはダメだと伝えて、本来は家庭で伝えていかないといけないことを、代わりに伝える役割です。
親御さんが言いたくても言えない。
これを言ったら嫌われてしまう。
我が子との溝が出来てしまう。
このように、伝えないといけないと分かっていても、躊躇してしまうような言葉。
これを、親御さんに代わり、お子さんに伝える役だと思っていただけると、イメージしやすいでしょう。
あえて両極端な「訪問カウンセリング」と「コーチング」2つの役割でご家庭に介入する。
ここで、本来お子さんが持っている悩みや抱えているものを引き出します。
そこから、人に頼ることは悪いことではないという経験をしてもらいます。
訪問カウンセラーが復学に向けて必ず行う事とは?
主にお子さんの悩みに寄り添い、一緒に復学準備を進めていくのが、「訪問カウンセラー」なのです。
お子さんから出てきた悩みを、1つずつ解決できるための方法を考えます。
「この悩みはこうしたら乗り越えられそうだけど、どうかな?」と、お子さんに提案していくのです。
そして必ずすることが、「復学日」を決めること。
「復学日」までの準備期間は、お子さんの抱えている悩みや、精神状態により変わってきます。
それぞれのお子さんのペースのあわせ、必要な準備期間を設ける。
訪問カウンセラーとお子さんとの信頼関係を築く。
こうして、お子さんと一緒に「復学日」を迎えます。
復学準備〜復学日までの詳細については、こちらのブログをご覧ください。
【PLSの復学手法!】訪問カウンセリングとコーチングとは?「まとめ」
お子さんの年齢がどれだけ大人に近づいたとしても、大人になっても、親御さんからすれば、お子さんはいつまで経っても大切な子どもなのです。
子育てはずっと続きますが、支援には必ず卒業の日が訪れます。
PLSが目指すのは、親御さん、そしてお子さんの自立です。
いつか支援を卒業した時に、カウンセラーがいなくても、これまで学んできたことを思い出してください。
「きっと先生はこう言うだろうな。先生ならこうするだろうな」
こうして、自信を持って行動に移していただきたいのです。
お子さんが登校で悩みを抱えていそうであれば、その瞬間、お子さん専属のカウンセラーに成り切って、親御さんの力だけでもお子さんを支えられるようになってください。
そのために、PLSでは、「コーチング(父性)」と「訪問カウンセラー(母性)」で、ご家庭に介入をします。
支援を卒業される前にはこの役割をご両親に担っていただけるよう、そして、お子さんに対して効果が出るように、役割を移行するのです。
これが、PLSの「不登校サポートコース」の復学支援となります。
各ご家庭により、対応は変えています。
詳細はお書きしていませんが、イメージができれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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