ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。
前回は、『自立の難化』について書きました。
今回は、「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響の2つ目、『決断力』がつかない!事についてです。
続編ですが、この記事からでも分かるように仕上げました。
より深く「過保護・過干渉」が及ぼすリスクを学んでいただくのであれば、ぜひ、1つ前の記事から読んでいただけますと幸いです。
⇩『自立の難化』についてはこちら。
「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響!人生は『決断』の連続!
人は、人生を歩む中で、産まれた時からずっと、知らず知らずのうちに、多くの決断をする毎日です。
何かに迷った時に、親の意見を聞いて決めてしまうことがあります。
しかし、全ての選択を親に委ねてしまう。
このような子ども時代を過ごすと、大人になってから大変苦労します。
『決断力』が備わっていないと、どのようなことが起きるのでしょうか。
「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響!『進路の決定』で起こること
私がこれまで支援してきた中で、多く見てきた場面が『進路の決定』です。
進んだ先で、何がしたいか、どこに行きたいかなど、”自分の意見を持つ”ことは非常に重要だと考えます。
進路に関しては、家庭の事情もあるので、お子さんの意思を通すことが良いとは、一概には言えません。
しかし、基本的にはお子さんに考えさせることをオススメします。
これは特に、受験期のお子さんを持つ、支援中の親御さんにお伝えしていることです。
「レストランで何を注文するか」など、簡単な決断は、まだ良いとは思います。
しかし、大人になるにつれて、人生を変える重大な選択肢が出現する場面が出てくるのです。
そうした時に、自分自身で進む道を決めないと、お子さん自身が、後悔するでしょう。
「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響!『親への恨みや憎しみ』
自分の意思で進路の決定をできなかったお子さんから、このようなコトバを聞いたことがあります。
「本当はAが良いと思ってたけど、親がBって言ってるから…。」
後悔も気持ちというのは、一生残ります。
後悔で済めば良いのですが、“恨み”として現れるお子さんも実際にいるのです。
過去に支援していたご家庭で、不登校のきっかけが「親に無理矢理受験させられて、行きたくない学校に通わされた」ということでした。
その恨みはすぐに消えるものではありません。
支援を通して復学した後でも、親への恨みや憎しみは長らく続いていました。
こういう家庭は多く存在します。
それくらい受験という人生の決断は大きなもので、本人が決めるべきことでもあるのです。
「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響!『決断力』がつかない【まとめ】
後悔しない決断は、自分自身でしか下せません。
なんでも親御さんが決めてしまうことは、正直お互いにとって楽です。
しかし、お子さんの将来を考えた時に、最も過酷な道を作ってしまうでしょう。
どうしても許容できない場合を除き、できるだけお子さんの決断を尊重し、寄り添ってください。
「過保護・過干渉」が、将来お子さんの歩むはずだった明るい道を、遮断することもあると念頭においていただければと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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