ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。
今回は、「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響のお話、第3回目。
『想像力の欠如』についてお話していきます。
前回のお話を読んで復習されても良し。
今回のお話だけを読んでいただいても、分かるように書いています。
それでは、本編へどうぞ♪
『想像力の欠如』毎日の着替え、準備していませんか?
何かに迷った時、すぐに答えを求めてしまうのがお子さんです。
ゲームの攻略本、夏休みの宿題の答え、マンガの結末、全て近道して知りたくなってしまいます。
これは大人でも、同じなのかもしれません。
ここで注意していただきたいことなのですが、お子さんのためを思って、答えをすぐに教えることは控えてください。
例えば、「着替え」です。
毎日、親御さんが、服を用意するのではなく、お子さんに選ばせてみませんか?
どんな服装が好みなのか、好きな色は何色かが、すぐにわかります。
『想像力の欠如』私が実際に出会ったお子さんの例
いつも服を用意している親御さんが、7月の夏真っ只中に長袖を用意したとしましょう。
考える力のあるお子さんなら「なんで暑いのに長袖?」「今日は寒いのかな?」などと考えます。
しかし、何も考えずただ用意された服を着ているお子さんは、何も考えません。
用意されているから着るだけです。
行動する前に考えることをしないのです。
大袈裟に思いますが、こういったお子さんは大勢います。
実際に私がフリースクールを運営していた時に、そのようなお子さんがいました。
暑い時期なのに、モコモコの長袖、分厚めの長ズボンを着ていたのです。
もちろん周りの友達は異変に気付きますが、本人は不思議な顔一つせずに汗をかいているだけでした。
私が「この服装暑くない?お気に入りなの?」と聞くと、「ううん、ママが用意してくれた」と返答。
前に述べたように、自分で考えられるお子さんですと、親御さんに「今日はこれ着ないよ」と言えるのです。
しかし、「過保護・過干渉」の元で育ったお子さんたちは、この区別をすることが苦手になり、「とりあえず親が言ってるからそれに従う」という考えになってしまいます。
『想像力の欠如』は他者を傷つけることにも繋がります
日々の生活の中で、これまでに書いたような、経験を積み重ねていくことにより、『想像力の欠如』に繋がっていくのです。
少し大袈裟な話をします。
「ムカついたから殴る」
「欲しいから奪いとる」など
「なぜダメか」を想像できず、他のお子さんを傷付ける場合もあるのです。
『想像力が欠如』してしまうと、自分自身の身の回りのことができないだけでなく、他の人を傷付けます。
他人の気持ちが理解できないからです。
『想像力の欠如』を防ぐための近道とは・・・
他人の気持ちが理解できない・・・。
このような大人の方も残念ながらいらっしゃいます。
「親」が言う通りにしていれば何とかなりますが、それは親の前だけです。
「親」が居なくなると、『想像力の欠如』していることが災いし、トラブルになってしまうこともあるかもしれません。
そうならないために、想像力を付けさせる1番の近道は、“自分で”考えさせることなのです。
「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響『想像力の欠如』まとめ
ここまで、3回にわたり、「過保護・過干渉」が及ぼす悪影響について書いてきました。
お子さんの将来を脅かすだけでなく、時として他人を傷付けてしまうことにもなりかねません。
親御さんが、お子さんのことを心配になる気持ちも充分に理解できます。
しかし、あくまでもお子さんの考えを尊重することが最優先です。
何事も”過度”にするのはよくないと、私は考えます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
日々の育児の気づきになれば、幸いです。
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