ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
今回の記事は、前回の続きになります。
不登校の小学5年生の女の子のストーリーです。
まだ前回のお話をご存知ない方は、ぜひ、前編から読んでいただきたく思います。
それでは、どうぞ。https://oyanomanabiya-pls.com/2022/03/25/hutoukoushougojyosibijihukugaku/
不登校だった小学5年生の女の子、登校刺激当日の様子
いよいよ登校刺激当日を迎えたご家庭。
事前にご両親としっかりと打ち合わせをして、いざご自宅へ。
お子さんは部屋の中でくつろぎ、ゲームをしていました。
初対面であり見たことのない大人が急に部屋に入ってきたので驚きを隠せない様子でした。
PLSでは登校刺激の中にもいくつかのパターンを用いています。
今回のように、当日に初めてお子さんの前に現れる場合は、ほとんどの子どもたちが驚きます。
中には驚くだけではなく逃げ出す子、泣き出す子、黙り込む子も。
最初は驚きから中々口を開けることができない様子でした。
しかし、落ち着きを取り戻してからは徐々に話をすることができました。
支援を開始してから当日までにしっかりと分析をしてきました。
それをもとに、お子さんの傾向を理解しながら話を進めていきます。
色々話してくれましたよ。
不登校だった小学5年生の女の子、いである先生に話し始める
引きこもりを続けている今のこの状況は、お子さん的には良いとは思っていないようでした。
自分なりに学校に戻るために一歩を踏み出そうとしたこともある。
けれど、うまくいかなかった。
勇気が出なかったし、怖かった。
誰かに頼ることが怖かった。
泣きながら心の内を話してくれました。
私たちは決して復学させ屋さんではありません。
この子にとって本当に復学が一番の道なのかを見極める必要があります。
復学が適切ではないと判断すれば、それ以外の道を提示するのも私たちの仕事です。
不登校だった小学5年生の女の子、心の中の想い
話をしていく中で、PLS独自の手法で、心を閉ざしているお子さんの本心を引き出しました。
出てきた言葉は「行けるなら学校に行きたい」
涙ながらに話してくれました。
この状況を回避するために言っている上辺だけの言葉ではないというのは、目を見れば分かりました。
この子は学校に戻りたいけれど、一人では戻れずに苦しんでいる。
きっかけさえ見つかれば、この子は復学できると確信を持ちました。
復学意志の確認が出来てから、学校に行かない理由も教えてくれました。
そしてこれから学校に行くとすれば何が不安なのかも説明してくれました。
この場で聞けることは、全部、聞く事ができたのです。
今まで、親御さんがどれだけ聞いても答えてくれなかった不登校の理由…
これも、その日、初めて口に出してくれました。
不登校だった小学5年生の女の子、不登校の理由は…
自己肯定感の低さによる周りと自分を比較した時の劣等感。
これが大きな不登校理由でした。
友達と一緒に遊んでいる時にも「皆はこうだけれど私は…」と何度も苦しんできた。
この経験が重なり、次第に友達への壁を感じてしまい、学校自体を遮断したのです。
あくまでもそれは学校へ行けなくなったきっかけに過ぎません。
学校を欠席している約4ヶ月の間に、さらに学校への恐怖は募ります。
・復学することをイメージした時に、周りの友達の目が気になる
・担任の先生に会いづらい
・友達に会いづらい
・勉強が分からない
・学校の雰囲気が分からない
このようにして、最初はたった一つの理由から不登校が始まります。
そして、不登校期間が長くなればなるほど心配事は増えていくのです。
不登校だった小学5年生の女の子、無事に復学を果たしました!【中編】まとめ
今回書いた内容は、この子だけでなく、多くの子どもたちにも当てはまります。
これだけの心配事があるので、心のケアをするだけで「明日から復学ね」とはいきません。
心のケア以外に、どのような準備を訪問カウンセラーが提示して、復学する決意をしてくれたのか。
続きは次回のブログにて書いていきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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