【不登校の復学支援】学校との連携は?「学校説明」の現場から見える現実

いである先生
株式会社PLS 学校説明の現場から見える現実

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。

夏休みが近づくこの季節。
運動会や文化祭、定期テストなど、学校ではさまざまな行事が行われ、子どもたちにとっても大切な時間が続きます。

一方で、「行事に参加できれば…」「テストだけでも受けさせたい」と、復学について真剣に考えるご家庭が増える時期でもあります。

今回は、PLSが行っている復学支援の中でも、学校との連携の要となる「学校説明」の現場について、実際の様子や学校側の反応を交えてお伝えします。

復学支援での「学校説明」とは?

株式会社PLS 復学支援での「学校説明」とは?

私たちは、不登校のお子さんが再び学校に戻れるようになるために、ひとりひとりに必要なサポートを家庭内から、そして第三者である訪問カウンセラーから行っています。

その中でも特に重要なのが、復学前に行う「学校説明」です。
これは、復学に向けて学校と保護者、PLSが情報共有し、具体的な準備や配慮について話し合う場です。

学校説明に参加するメンバー
• 担任の先生
• 保護者
• PLSのカウンセラー
※学校によっては学年主任、校長先生、教頭先生が同席されることもあります。

学校説明の主な内容
• PLSの復学支援の概要
• 訪問カウンセリングの進め方
• 家庭での子どもの様子
• 復学に向けた具体的な準備
• 継続登校に必要な配慮
• 学校と家庭の連携の重要性

60〜90分ほどの時間をかけて、丁寧にお話ししています。
目的は、「お子さんが安心して学校に戻るために、今できること」を共に考えることです。

【復学支援とは?】子どもの考えを尊重するPLSの多角的な視点による支援
ブログをご覧の皆様、こんにちは!いであるです。不登校の悩みを持つご家庭では、最近「復学支援」や「復学支援機関」という言葉を目にする機会が増えてきたのではないでしょうか?「復学支援機関」では、不登校のお子さんが再び学校に通えるようになることを...

学校ごとに異なる「受け入れの温度差」

株式会社PLS 学校ごとに異なる「受け入れの温度差」

復学支援で欠かせないのが、学校側の理解と協力です。

私たちは全国の学校と関わる中で、学校ごとの対応の違いを感じています。

柔軟に対応してくれる学校の特徴
• 「一緒に復学を支えたい」と前向きな姿勢
• 外部支援の話に耳を傾けてくれる
• 子どもの不安やストレスに配慮がある
• 家庭との連携を重視し、情報共有がスムーズ

こうした学校では、子どもや親御さんの気持ちに寄り添った対応がなされ、支援の成果も出やすい傾向があります。

受け入れに課題のある学校の特徴
• 「学校のやり方」に固執し、外部支援に否定的
• 子どもの気持ちより「体裁」や「過去の慣習」を重視
• 「あと数ヶ月様子を見て」と、曖昧なまま復学が先送りされる

このようなケースでは、親御さんが深く傷ついたり、子どもが学校への不信感を強めたりすることもあります。

復学の鍵は、学校との信頼関係

株式会社PLS 復学の鍵は、学校との信頼関係

「待つ支援」と「復学支援」は別物です。

もちろん、「待つ」ことが必要な場面もあります。

私たちも、初回のご相談で「今は焦らず見守りましょう」とお伝えすることもあります。

ただし、「待つこと」によって以下のような問題が深刻化するケースも少なくありません。
• 昼夜逆転が進行する
• 家庭内で暴言・暴力が見られる
• ゲーム依存が強くなる
• 親への依存が過度になり、親子関係が歪む

だからこそ、支援者と学校が連携し、最適なタイミングで動くことが大切なのです。

そのため、学校説明の場では、私たちPLSのカウンセラーが丁寧に説明し、学校側にお願いをします。

なぜなら、復学の実現には学校の協力が不可欠だからです。
• 教育的な判断は学校にお任せします
• ただし復学初期は、宿題の免除や授業で当てない配慮、体育の見学など、子どもの負担を減らす工夫をお願いすることもあります

そして、最終的には「普通の子と同じように接してください」とお伝えします。
特別扱いではなく、“適切な段階”で“普通に戻れるようにする”のが私たちの方針です。

PLSにご相談に来られる親御さんの多くは、これまでに
• 別室登校
• 待つ支援
• 環境調整

など、できる限りのことを試されてきています。

その上で「もうこのままではいけない」と、覚悟をもって私たちに相談されているのです。
• 子どもが「〇日から行く」と言い出した
• 親自身も腹をくくって動き始めた

そんなタイミングで、学校側から否定的な対応をされた時のショックは計り知れません。

実際、学校説明の場で涙を流される親御さんもいらっしゃいます。

不登校に“正解”はない。だからこそチームで向き合う

株式会社PLS 不登校に“正解”はない。だからこそチームで向き合う

不登校の背景は子どもによって異なります。

PLSでは、
• 家庭教育支援の視点
• 親子の対話から読み取れる深層心理
• 「本当は行きたい気持ち」へのアプローチ

を大切にし、その子に合った復学方法を、親御さんと一緒に考えていきます。

私たちは、決して学校と対立したいわけではありません。

学校の先生方がお持ちの視点や情報は、私たちにとってもとても大切です。
• 先生方は「学校で子どもを支える専門家」
• 私たちは「家庭から子どもを支える専門家」
立場は違っても、目指すゴールは同じです。

子どもがもう一度、自信を持って学校に通えるようになること。

この想いを共有し、同じチームとして連携していけたらと願っています。

【最後に】まずはご相談ください

株式会社PLS 【最後に】まずはご相談ください

PLSの復学支援は、一人ひとりに合わせた“オーダーメイド型”。
無理のないペースで、でも着実に前に進むステップを一緒に作っていきます。
• 子どもの様子が心配だけど、どう関わればいいのかわからない
• このまま不登校が長引くのは避けたい
• 専門家の意見を聞いてみたい

そんな方は、一度PLSにご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。

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