ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。
この春、小学校に入学したばかりのお子さんが「学校に行きたくない」と言い出し、不安を感じておられるご家庭が増えています。
特にこの時期、PLSにも、新1年生の「行き渋り」や「不登校」のご相談が多く寄せられています。
今回は、復学支援の専門家として、小学1年生の登校しぶりや不登校の背景、具体的な対応についてお話しします。
小学1年生が学校に行きたくなくなる背景

新しく始まった小学校生活。
保護者の方は「これから楽しい学校生活が始まる」と期待していたはずです。
しかし、実際には「行きたくない」「泣いて嫌がる」といった声が出てくることも珍しくありません。
その背景には、主に2つの理由が考えられます。
1.環境の変化にうまくなじめない
小学校では、幼稚園や保育園とは違い、「自分のことは自分でする」ことが求められます。先生の指導も一段と厳しくなり、集団の中でのルールや協調性も重視されるようになります。
そのため、まだ自立に向けた経験が十分でなかったり、集団行動に不安を感じやすいお子さんは、こうした環境の変化に戸惑い、ストレスを感じてしまうのです。
2.母子分離への不安が強い
小学校では、親御さんと離れて長い時間を過ごします。
これまで常に近くにいたお母さんの姿が見えないことに、大きな不安を感じるお子さんもいます。
特に、母子の距離がとても近かったご家庭では、「お母さんと離れる=怖い」「学校=不安な場所」といったイメージが強まり、登校を拒むようになることもあります。
こんなサインが見えたら注意が必要です

登校しぶりが続き、以下のような様子が見られる場合は、早めの対応が必要です。
• 朝になると泣いて登校を嫌がる
• 学校には行っても教室に入れない
• 「お母さんと一緒じゃないと行けない」と母子登校を求める
こうした状態が続くと、断続的な登校(五月雨登校)から、完全な不登校に移行してしまうケースもあります。
早い段階で適切な対応を取ることで、状況を大きく変えることができます。
必要に応じて、私たちのような復学支援のプロに頼ることも一つの選択肢です。

親の関わり方で変わることがあります

PLSで支援をしていて感じるのは、「親の関わり方」がとても大きな影響を与えるということです。
特に、過保護や過干渉の傾向がある場合、子どもが自分で考えて行動する機会を奪ってしまっていることがあります。
たとえば、以下のような声かけが習慣になっていないでしょうか?
• 「宿題やったの?」
• 「体操服、入れた?」
• 「時間割は前の日に終わらせなさいよ」
これらは一見すると子どもを思っての声かけですが、“先回りの指示”が多くなると、子どもが自分で考える力や自立心を育てにくくなります。
また、「今は甘えさせておけば落ち着く」と言われ、そうしてみたけれど、逆に登校がどんどん難しくなってしまった…というご相談も少なくありません。
もちろん、お子さんの状態によっては「休ませる・甘えを受け入れる」対応が有効な場合もあります
しかし、特に母子分離がうまくできていないケースでは、それがかえって状況を長引かせてしまうこともあるのです。
「復学支援」で親子の未来をひらく

「失敗させたくない」「困らせたくない」という思いは、どの親御さんにもある自然な気持ちです。
ですが、その気持ちが強すぎて、子どもが「自分で乗り越える経験」を持てなくなっていることもあります。
復学支援は、ただ学校に戻すことが目的ではありません。
親子がともに成長し、次のような力を育てるための支援です。
• 環境に適応する力
• 母子分離の意識
• 自分で乗り越える力
PLSでは、一人ひとりの状況に合わせて、マニュアルではないオーダーメイドの支援を行っています。

「まとめ」早めの対応が、復学への近道です

「もう少し様子を見てから」と思っている間に、子どもはどんどん学校から離れていってしまうことがあります。
特に小学1年生の時期は、適切なタイミングで支援することで、復学の成果が出やすい大切な時期です。
PLSでは現在、無料相談会を実施中です。
「ちょっと気になる」「話だけでも聞いてみたい」そんな方も、お気軽にご相談ください。
親子が笑顔で前を向く一歩を、私たちが全力でサポートいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。



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