ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
夏休みが明けて数週間が経ちました。
休み明けの対応に各家庭に訪問に伺う毎日です。
今年も夏休み明けに、たくさんのお子さんが復学を果たしました。
今回のお話は、その中の1人、中学2年生の復学事例です。
支援開始から訪問するまでの様子
支援開始からは、家庭内での対応を細かに決めて、カウンセラーからのアドバイスのもと、親御さんに実践していただきました。
それと同時に、以下を中心に分析していきました。
・ゲーム・電子機器類の依存度
・お子さんから見たご両親の立場
・本人の登校意思確認
・家庭内でのお子さんの傾向分析
・ご両親の傾向分析
お子さんに対して、本当に訪問カウンセラーの導入が適切なのか等、時間をかけて見ていきます。
結果、こちらのご家庭では、支援開始から2ヶ月目で登校刺激を決行することになりました。
訪問スタートから復学日前日までの様子
分析していく中で、お子さん自身が「今の生活に満足しているわけではない」ということが分かり、第三者の介入も可能だと判断し、夏休み中に登校刺激を行うことに。
登校刺激では、本人から「行けるなら夏休み明けから行きたい」という希望が出てきたのです。
しかしこのお子さんは、1年以上の長い不登校期間でした。
「正直、日程を決めても行けるか分からないです。サポートしてもらっても始業式になったら行けないかも…」と不安な気持ちも打ち明けてくれました。
この時点で不安を口にするということは、自分が登校する姿やイメージをしっかり持っている証拠です。
表面上の「行きたい」だけではなく、本心で戻ろうとしているんだなと私たちも確信を持つことができました。
「その不安を1%でも減らして登校の可能性を高めるためにサポートするんだよ。一緒に何を準備していくかを考えよう!」
と伝えると「はい」と答えてくれました。
カウンセラーから提案する準備にも「それはお願いします」「それもやってもらったら安心です」と前向きに捉えてくれたのです。
復学準備は学校に戻るサポートだけでなく、勉強面や生活リズムの改善も取り組みます。
夏休みという時間を有意義に使い、訪問カウンセラーは週1〜2回ご自宅に訪問し、お子さんと順調に復学準備を進めることができました。
始業式前日、復学に向け、訪問カウンセラーと一緒に学校へリハーサルに。
家から学校まで歩いて登校し、下駄箱や教室の確認、座席や掲示物、移動教室の場所の確認、家から学校まで往復歩いての体力の確認などを行いました。
復学日当日から現在までの様子
これだけ準備をしていても、復学日当日の朝は緊張するものです。
朝、お母さんに声を掛けてもらい起きることができたものの、訪問カウンセラーが到着するまでは、朝ごはんも食べずパジャマのままで、ボーっと下を向いていたそうです。
この時点で親御さんは「やっぱり無理か…」と諦めモードに入ったとお話しされてました。
訪問カウンセラーがチャイムを鳴らすと同時に、「動くか〜」と言って動き始めたようです。
おにぎりを1つだけ食べて、制服に着替えて、歯磨き、洗顔、持ち物の準備をスムーズに済ませることができました。
出発時間になると、友達が迎えにきてくれて、1年2か月ぶりに門をくぐり、復学を果たしました!
親御さんも、起床時のお子さんからは考えられないと涙ぐんでおられました。
放課後、帰ってきてからは早速友達と遊ぶ約束をして友達の家に出発。
5人の友達に囲まれて、楽しくゲームで遊んできたそうです。
復学して現在3週間が経ちますが、暑い中、毎日頑張って継続登校しています。
最初の数日は訪問カウンセラーが朝の送り出しサポートについていました。
しかし、今では家庭の力と自分の力だけで登校することができています。
不安を口にしていた中学生が夏休み明けに復学しました!「まとめ」
間も無く、復学して1ヶ月が経とうとしています。
「よく頑張ってるね。毎日登校するのは決して当たり前にできることじゃないし、それを復学してから毎日できるなんて本当に凄いことだよ」と、そろそろ訪問カウンセラーが日頃の労いと褒めにいく頃です。
この調子で、不登校になる前に当たり前に過ごしていた学生生活を取り戻し、お子さんの中で“不登校だった自分”を過去に変えてもらえたらという気持ちで引き続きサポートしていきます。
辛かった1年以上の不登校期間を上書きするくらい、楽しい学生生活、充実した学生生活が訪れますように。
今、不登校にお悩みの親御さん。
「状況が悪化してきているけれど対応が分からない」
「これ以上不登校を長引かせたくない」
「親の対応を学びたい」
という方は、PLSにご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。
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