ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。
春休みも終わり、新しい学年になりました。
この時期は、お子さんだけでなく、親御さんもお子さんを思い不安になることもあるかもしれません。
今回は、「新学期が始まってからのお子さんへの接し方」について復学支援者の目線から書いていきます。
新年度の緊張による気持ちの波は誰にでもやってくる
この時期は、学年が変わるお子さんだけでなく、幼稚園や保育園から小学校にあがったり、小学校や中学校にあがったりと、生活する環境自体が大きく変化するお子さんもいます。
その中で、新しい世界への期待だけでなく、大きな緊張感を抱えることも…。
緊張感が大きくなりすぎて、体調に影響が出てしまうこともあります。
そうなると、一番近くで見ておられる親御さんとしては、心配になってしまうでしょう。
お子さんだけでなく、大人であっても新しい環境は、いろんな不安があるものです。
まずは、親御さんが不安になりすぎず、これは当たり前に起きる感情なのだという考え方を持ってみましょう。
春の大きな環境の変化でお子さんがネガティブな考え方にならないために
春の環境の変化は「楽しい!」とポジティブな捉え方、反対に「楽しくない」とネガティブに捉え方の大きく2つに分かれます。
毎日、笑顔で楽しく過ごせるお子さんなら、親御さんとしても安心していられます。
しかし、全てのお子さんが必ずしも楽しく過ごせるとは断言できず、楽しくない毎日になる可能性もあるのです。
ネガティブな考え方になってしまった時、またはならないための予防策。
これをご家庭内で実践してみてください。
その対策とは、お子さんにとって、本当に必要な準備を見極めるということです。
見極めるポイントは、この2点です。
①親子で一緒にすべき準備なのか。
②子どもに任せても良い準備なのか。
順番に解説していきます。
親子で一緒にする準備と、お子さんに任せる準備について
新しい環境での毎日いろいろな準備は必要です。
その中でも、全て親御さんの手が必要かと言うと、そうではありません。
親御さんと一緒にしていく準備は
・新学期に向けてのスケジュール確認
・これからの学校生活に必要な購入物の確認
・保護者宛のプリントの確認
・保護者のサインが必要な重要書類の確認
・生活リズムが乱れないように声かけ
などになります。
お子さんに任せる準備は
・宿題
・新しい教科書やワークへの名前記入
・持ち物の確認
・時間割の確認
などになります。
上に挙げたように、2つに分けてみてください。
考えるときのポイントとなるのは「しなければ困る、忘れては困るのが親ではなく子ども」であるかどうかということです。
手伝ってほしいとお子さんからお願いされたら、サポートしてください。
ただ、困るのが本人の場合は、お子さんの問題になるため、全てを親御さんが手伝うことは必要ないのです。
お子さんの年齢、学年に応じて断ることも必要です。
こうしたやり取りの中で、自立心も生まれていきます。
親のサポートが必要かどうか、しっかり判断していきましょう。
不登校にならないためにも家庭内での対応は重要
新年度は、緊張感から親御さんを頼るお子さんが多い傾向にあります。
親御さんとしては、できることは全て手伝いたいという気持ちになるかもしれません。
しかし、家庭の外でも、全てを手伝ってもらえる環境ではないです。
家庭で、なんでも思い通りになる環境が出来上がっていると、大変危険です。
「先生やお友達が分かってくれない」「学校に行きたくない」「外が怖い」
お子さんが、このような感情になってしまうことも考えられます。
この感情が積み重なって、母子登校や五月雨登校、不登校に繋がってしまうこともあるので、家庭での親御さんの対応は大変重要です。
新年度のこの時期だからこそ、お子さんとの接し方を意識してみてください。
新年度始まってからのお子さんへの接し方を復学支援者目線で解説「まとめ」
新年度で環境が大きく変わるこの時期は、お子さんは緊張の毎日を過ごしているでしょう。
親御さんとしては、せっかくの新しい場所、毎日楽しく過ごしてほしいという考えから、失敗を避けて先回りしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、今の環境にいる間に、たくさん失敗を経験することも大切なのです。
特にこの時期は、不登校や不安定な登校にならないためにも、過保護、過干渉にならないように意識していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。
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