ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
ここ数ヶ月は復学日を迎えるご家庭が多くあります。
弊社のカウンセラーはコーチング・訪問カウンセリングのため全国各地を駆け回る日々です。
新年に入ってからも、新たな動きがあるご家庭が複数ありました。
今回は先日、「登校刺激」をしたご家庭の話を書いていきます。
カウンセリングに入ったお子さんは、中学2年生で不登校期間は約9ヶ月です。
どのような現場であったか、ご覧ください。
PLSにお問い合わせをいただいた時から弊社は動き出します!
今回は、中学2年生で不登校期間は約9ヶ月のお子さんのご家庭の支援に入りました。
弊社の復学手法の一つである「登校刺激」をするための訪問です。
お子さんが学校に行けないご家庭に対して、「不登校サポートコース」の支援の中で、1番繊細で、1番の勝負どころである「登校刺激」。
親御さんもカウンセラーも勇気と覚悟のいる一日になります。
PLSへのお問い合わせを受けますと、まずはじめに無料の電話相談をします。
支援開始前でも、もしも、「不登校サポートコースで支援をしていくとなれば」という考え方で、分析を開始しているのです。
・週3回の電話カウンセリング
・24時間対応でのメールカウンセリング
・弊社オリジナル親子の会話添削「Learning System」
支援が始まると、家庭の全体の様子を、上に書きました、支援内容の3つを通して徹底的に分析をします。
はじめの想定と現実のお子さんの抱えている悩みのちがいとは?
親御さんの想定は…
「簡単には進まない。」
「もめ事になるかもしれない。」
カウンセラーの想定は…
第三者が入ることでお子さんはきっかけを掴み動き始める。
お子さんと直接話し合いが出来れば、話が進むのは早い!
親御さん、カウンセラー、それぞれの想定をもとに、対応を考えていきました。
日頃から毎日やりとりをし、事前に面談カウンセリングでシュミレーションを行い、様々な想定と、対応の引き出しを用意した上で、「登校刺激」の日を迎えます!
このご家庭の場合は、はじめにコーチングの先生に入っていただくことにしました。
親御さんから事前に聞いていた話では、中高一貫校に通い、課題や試験のプレッシャーに耐えられずに不登校になったそうです。
実際にお子さんと対面で話をすると、それ以外の原因が出てきました。
・友達の目が気になる
・みんなが自分のことをどう思っているか分からないし不安
・教室に戻った時に話せる人がいないかもしれない
・ひとりぼっちは嫌だ
・足が動かない
・大人が怖い
・1人で頑張ったけど無理だった
このように、次から次へと今、抱えている悩みを吐き出してくれたのです。
これは、めずしい話ではなく、親御さんには全てを話せず、カウンセラーの前で、初めて気持ちを吐き出してくれるということは、よくあります。
お子さんの本心とカウンセラーの対応、現場の様子とは?
お子さんからの声
「学校に戻りたいけど戻れない、何度も考えた、でも無理だった」
こちらからの質問
「この状態が解決できるなら解決したい?」
改めて確認をしました。
「そりゃそうですよ。」
“一番引き出したかった本心”が引き出せたところで訪問カウンセラーの登場です。
一度本心を吐き出せたことにより、訪問カウンセラーと話す時にはお子さんの表情に余裕が見えました。
ここからは、次の作業に入ります。
今抱えている問題をどのようにして解決していくのか一緒に決める!
いつから学校に行くのか、復学日を決める!
それまでの準備する期間を決める!
登校刺激から数日、今はまだこのお子さんは復学準備中です。
このお子さんの中では、毎日が緊張と不安で、心の中はきっと穏やかではないはず。
支えるのは簡単、寄り添うのも簡単。
そっか、じゃあ行かなくて良いんだよ。
外に行かず、ずっと家に居続けていいんだよ。
安心するよね、学校が全てじゃないからね。
行くのが怖いと言うお子さんに対して、上のような言葉掛けは簡単。
きっとカウンセラーはお子さんに好かれます。
「この人は自分にとって嫌なことは言ってこない!」って。
大人ってこういう優しい人もいるんだと安心感を、与えることもできます。
PLSの支援では、場合により、厳しいことも伝えてます!
しかし、そのコトバを文字のまま受け止めたお子さんは…
学生の期間を終えても、家から出られない。
高校や大学にも行けない。
就職どころか、アルバイトの面接にすら行けない、面接の応募さえできない。
将来一度も外に出てこないという状況になることもありうるのです。
だからこそ、私たちPLSは、ココロを鬼にして、根拠のない「見守りましょう」は絶対に言わないです。
お子さんたちにも「うん。そのままでいいんだよ」という言葉もかけません。
このご家庭の場合は、PLSの支援を受講する前は、スクールカウンセラーやソーシャルワーカー、学校の先生、クリニックの先生とさまざまな場所に相談されてきました。
「無理はさせないで、今は好きなことをさせてあげましょう」
「元気が出るまで待ちましょう」
「今は不登校多いですからね。焦らなくて大丈夫ですよ」
上に書いたことが、ほとんどの機関から聞いてこられたアドバイスだったのです。
まるでPLSの考え方とは真逆です。
上に書いたような対応で、復学できるお子さんもいらっしゃいます。
親子揃って「不登校でもいい」「生きてればそれで良い」という考え方のご家庭には適切です。
不登校支援の答えは1つではありません。
【復学現場より】登校刺激終了!不登校からの脱却、1歩前進の記録!「まとめ」
「戻りたいのに戻れない」と言っているお子さんがいるご家庭。
お子さんの将来を心の底から心配している親御さんには、是非行動に移してほしいです。
大事なお子さんのためでありご家族のために。
「うちの子は、戻りたいとすら思っていない!」と親御さんが思い込んでおられる場合もあります。
実際には、お子さんの本心は、そうではなかったというケースもたくさん見てきました。
今回、書きましたお子さんも、家の中では一度も「戻りたい」と口にしたことはありません。
このご家庭の復学日は来週です。
結果はTwitterやブログではなく、Instagramのストーリーに載せますので、皆さん是非ご覧ください。
もしも復学を果たすことが出来れば、お子さんの勇気ある逞しい後ろ姿を、しっかり写真におさめてきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは次回のブログ記事でお会いしましょう。
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