ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
いであるです!
日々の子育ての中で、会話は必須です。何気なく交わしてるコトバ。
これも、ちょっとしたことで、伝わり方が変わってきます。
子育てに使えるテクニックの1つとして『アイメッセージ』があります。
ご家庭での会話に取り入れることで、親子の会話がうまくできるようになることもあります。
今回は、『アイメッセージ』について分かりやすく書いていきます。
『アイメッセージ』とは?例をもとに解説します!
アイメッセージとは、主語を「わたし(アイ)」に置き換えて、相手が起こす行動により、「わたし」がどんな気持ちになるか、どんな影響を受けるかを伝えることです。
(例)
「机に置いたままの食器を洗い場に持ってきてくれたら、お母さん助かるなぁ」
「食べたらすぐに洗い場に持っていってくれると、お母さんが食べ終わり次第に洗い物も出来て楽になるんだけど」
というような表現になります。
決してあなた(ユー)メッセージでの指示や命令口調で
「食べたらすぐに(あなたが)片付けなさい!」
「はやく(あなたが)持ってきて!」
と言っているわけではありません。
あくまでもお母さんの「こうしてくれたら助かる」という気持ちを伝えているだけです。
『アイメッセージ』と「ユーメッセージ」の伝わり方の違い
ユーメッセージは、アイメッセージと比べてみると命令口調になっていることが一目瞭然です。
言われた側に立った時にも、全く受け取り方が違います。
どちらかと言うと穏やかに「はーい」と聞けるのはアイメッセージでしょう。
お子さんの中には、お母さんがお願いした時に「うるさい!」と言うことがあります。
しかし、アイメッセージを使うとそうなりにくいということが、支援を通して分析できています。
逆にユーメッセージでの指示や命令口調で言われると「はーい」ではなく「うるさい!」に繋がりやすいことも分かっています。
自分の声かけは『アイメッセージ』になっていますか?
これを機に、何かしてほしいとご自身が感じた時の声かけを思い浮かべてみてください。
日頃、お子さんに伝えている言葉は、アイメッセージですか?ユーメッセージですか?
「アイメッセージを使えば子どもは素直に行動に移すのでしょうか?」
支援をしていると、このような質問をいただくことも多々あります。
そもそも、アイメッセージとは自分の気持ちを相手に伝える手法の1つなのです。
決して、相手の性格そのものを変えたり、直接的に行動を促すためのものではありません。
お母さんの素直な気持ち(助けてほしい、困っている、嬉しいなど)を伝える。
こうすることで、
「これをするとお母さんは嫌がるのか」
「お母さん助けてほしいんだ」
「お母さんが喜んでいる」
と気持ちを汲み取り、そのうえで行動できるようにしていくものになります。
『アイメッセージ』は背中を見せるためのテクニックです!
アイメッセージは、命令形や指示ではないため、お子さんが必ず動くわけではありません。
人の気持ちを汲み取ることが苦手なお子さんであったり、親子関係がお子さんが上位で、親の立場が低いという家庭。
この場合、悲しいことにお子さんにアイメッセージを使っても行動を促すことは、難しいのが現実です。
また、日頃から親の価値観を押し付けている。
お子さんの気持ちを汲みとるということを日頃からしていない。
こういうご家庭では、お子さんも同じように気持ちを汲み取れないことがあります。
まさに「親の背を見て子は育つ」なのです。
親御さんがお子さんに対して、気持ちを汲み取ったり共感する姿勢を見せるということを前提として、『アイメッセージ』を使うと、より効果が実感できるでしょう。
『アイメッセージ』の練習をしてみよう♪
お子さんが生まれてきて今日まで、ずっとしてきた子育て観を変えるということは決して簡単ではありません。
しかし、今、もし子育てに悩まれていて、お子さんに変わってほしいと思うのであれば、まずは親が変わる努力をするところからです。
親が変わり新しい子育て観をアップデートするには時間がかかって当然です。
時間もかかるし何よりも大変なことだと感じます。
それでも我が子の自立心を育むために、そしてご自身が子育てを楽しむためにアイメッセージを意識してみてください。
ではここで、アイメッセージの練習をしてみましょう!
★アイメッセージのケーススタディ
①「(あなたが)早くご飯を食べなさい」
②「(あなたが)お風呂に入りなさい」
③「(あなたが)もう寝なさい」
上記のユーメッセージを、ご自身なりにアイメッセージに変換してみてください!変換できれば、下へ進みましょう。
⭐️アイメッセージの答え合わせ
①「早く食べてくれたら洗い物をまとめて洗えるから、お母さん助かるなぁ」
②「お風呂のお湯を温めなおすのもガス代が高くなるから、今のうちに入ってくれたら助かるなぁ」
③「あなたが夜遅くまで起きていると、明日の朝起きられないあなたを起こしにいかなくちゃならないから、お母さん大変だわ」
ご自身が考えてみたアイメッセージと比べていかがでしょうか?
冒頭でもお伝えした通り、お子さんの行動を否定したり、命令や指示を出さずに「私」への具体的な影響を伝えて、その影響に対する「私」の素直な感情を伝えることがポイントです!
こうすることにより、お子さんからの反発が出る可能性を最低限に抑え、お子さんの行動の変容を促すことができます。
このテクニックは子育て以外の場面でも使えますので、是非お試しください♪
『アイメッセージ』を使って気持ちをうまく伝えてみましょう!【まとめ】
今回は子育てに使えるテクニックの一つである、『アイメッセージ』について書いてきました。
子育てのテクニックには、『アイメッセージ』のように、継続して実践すると親子関係や子育て自体の楽しみ方が変わることがあります。
意識して取り入れてみることをおススメします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは次回のブログ記事でお会いしましょう。
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