ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
今回は 「不登校の子どもが出す交換条件」 についてお話しします。
「○○したら学校に行く」と言われて戸惑う親御さん、あるいは、子どもを動かしたくてつい、条件を提示してしまった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな交換条件の裏にある心理と、親として取るべき対応について詳しく解説します。
「○○したら行く」と言う子どもにどう向き合うか

不登校のお子さんを持つ親御さんから、よくこんなご相談をいただきます。
「○○してくれたら学校に行くと言われた」
「約束したのに、当日になると行けなくなる」
「条件がどんどん増えていく」
登校への一歩を後押ししたい気持ちから、つい要求を受け入れてしまう方も多いでしょう。
しかし、この交換条件には思わぬリスクがあります。
なぜなら、子どもが「登校=何かをもらうための行動」として捉えるようになってしまうからです。
家族の中で、登校のペースを子どもが握るようになっていくと、親御さんの方が声をかけづらくなり、次第に家庭の中でのバランスが崩れていきます。

なぜ親は「条件を受け入れてしまう」のか

子どもから「○○してくれたら行く」と言われたとき、親はつい希望を感じます。
「これで少しでも行けるなら…」
「学校に戻るきっかけになるなら…」
そう考えて行動してしまうのは、自然なことです。
しかし、一時的な登校のために条件を受け入れてしまうと、結果的に登校がより難しくなることがあります。
たとえば、
• その場では「行く」と約束しても、翌朝になると動けなくなる
• 報酬につられて「行く」と言ってしまい、後で自己否定に陥る
• 条件が達成できないと「行けない理由」を作り出してしまう
このように、条件付きの約束は、子ども自身の登校する力を弱めてしまうことがあるのです。
「条件付き登校」がもたらす悪循環

「○○したら行く」という発言は、不登校初期のご家庭で特によく見られます。
「行けたらゲームを買ってあげる」
「登校できたら外食に行こう」
「頑張ったらご褒美をあげる」
一見するとやる気を引き出す工夫に思えますが、実際には登校を長引かせる要因になりかねません。
なぜなら、条件が一度成立すると、それが前提になってしまうからです。
やがて子どもは「条件がないと行けない」「条件が気に入らないと動けない」と思い込むようになります。
さらに、
• 要求がどんどんエスカレートする
• 親が対応できず関係が悪化する
• 登校以外の場面でも「○○してくれたらやる」が習慣化する
といった悪循環に陥ってしまうケースも多いのです。
条件ではなく、信頼で支える関わりへ

不登校の背景には、単なる怠けではなく、不安・恐怖・エネルギーの低下など、さまざまな心の要因があります。
そのため、「条件を出さないと行けない」という状態は、まだ子どもが本来の力を取り戻せていないサインです。
大切なのは、条件ではなく信頼で支えること。
「あなたなら大丈夫」「見守っているよ」と伝えながら、焦らずに環境を整えていくことが必要です。
私たちPLSの復学支援では、親御さんが条件に振り回されない関わり方を身につけ、お子さん自身が「行ってみよう」と思える力を育てるサポートを行っています。

【まとめ】「○○したら行く」に振り回されないために

子どもの「○○してくれたら行く」という言葉に希望を見出す気持ちは自然なことです。
しかし、安易にその条件を受け入れることは、
• 登校を難しくする
• 要求をエスカレートさせる
• 親子関係を悪化させる
• 条件がないと頑張れない子を育ててしまう
というリスクがあります。
不登校の改善には、条件ではなく信頼関係と正しい支援が欠かせません。
親御さんが一人で抱え込むのではなく、専門家と連携して「本当に子どもが前へ進めるサポート」を考えていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。


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