【父性の立場とは?】子育てにおける父親の役割と、その重要性を考える

いである先生
株式会社PLS 父性の立場とは?

ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。

夏休みが始まり、お子さんと過ごす時間が長くなったご家庭も多いのではないでしょうか。
普段は仕事で忙しいお父さんも、家でお子さんと関わる時間が増えるこの時期。
一方で、「注意しても子どもが全く言うことを聞かない…」と悩む声も耳にします。

今回は、そうした場面でよく取り上げられる「父性の立場」について、詳しくお話ししていきます。

「父性」とは何か?

株式会社PLS 「父性」とは何か?

子育てにおける“父性”とは、簡単に言えば「社会的ルールや規律を伝える存在」です。

たとえば、

・やって良いこと・悪いことを明確に教える
・社会の中で生きるために必要な秩序やマナーを示す
・自律や責任を育むためのサポートをする

といった役割が、父性的な関わりにあたります。

心理学的に言えば、「威厳を持ち、社会的規範を伝える存在」が父性の象徴です。

これは「厳しく接すること」ではなく、子どもが将来、社会で生きていくための“道しるべ”になる対応と捉えてください。

父性が求められる場面とは?

株式会社PLS 父性が求められる場面とは?

家庭の中で、以下のような場面では「父性対応」が求められることがあります。

・お母さんを何度も困らせたり、傷つけたとき
・家庭内のルール(時間、マナー、安全)を破ったとき
・社会的ルールを無視した行動をしたとき(他人への迷惑行為など)

このようなとき、父親が「毅然とした態度」で子どもに向き合うことで、子どもは「これは本当にやってはいけないことなんだ」と理解しやすくなります。

一方で、「主人が叱っても、子どもが全然言うことを聞きません…」という相談もよくあります。
この背景には、「日常的に小さなことで頻繁に叱っている」というケースが多く見られます。

たとえば、「勉強しなさい」「部屋を片付けなさい」「早くお風呂に入りなさい」など、毎日のようにお父さんが注意していると、本当に大切な場面での“叱り”の効果が薄れてしまいます。

これは、いわば「叱りの安売り」状態。
子どもにとっては、「また怒ってるだけでしょ」「まただ。うるさいなー」と受け流す対象になってしまうのです。

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父性の立場を活かすためにできること

株式会社PLS 父性の立場を活かすためにできること

子どもが父親の言葉に耳を傾けるためには、「叱り役」としての立場の確立が必要です。

ポイントは以下の通りです。

・日常的な小言は控えめに:普段は母性に委ね、温かく見守る姿勢を意識する
・ここぞという時にだけ口を出す:家庭の秩序や人間関係に関わる本質的な場面でのみ、毅然と対応する
・お母さんとの連携を取る:「父親が動く=重要な場面」だと子どもに伝わる環境づくり
・お母さんがお父さんの立場を下げない:「本当パパはダメだね」「なんであんなに怒るんだろうね」とお父さんの行動が悪く写ってしまう発言をしないことを心がける

こうした工夫を重ねることで、父親が発する言葉の重みが自然と増していきます。

父性は、父親だけのものではない

株式会社PLS 父性は、父親だけのものではない

ここまで「父親の役割」としてお話してきましたが、実は「父性的な関わり」は、母親や他の大人でも担うことができるのが現代的な視点です。

ただ、家庭内で「父」としての立場を活かすには、お父さん自身が“自分の役割を理解している”という姿勢が、何よりも大切です。

子どもにとっては、父の言葉に重みがあること、そして大切な時に味方になってくれる存在だと感じられることが、深い安心感につながります。

まとめ

株式会社PLS 【父性の立場とは?】子育てにおける父親の役割と、その重要性を考える

夏休みは、お子さんとの関わりが深まる時期。
一方で、親としての立ち位置を見直すチャンスでもあります。

「叱る」だけではなく、「子どもに何を伝えたいのか」を大切にした関わりが、これからの親子関係に深みを与えてくれるはずです。
そして父性の立場を活かせる家庭は、親御さん自身の子育てが楽になります。

ぜひこのタイミングで、ご家庭内の「父性の立場」について考えてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。

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