ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
いであるです!
GW、終了しました。
楽しい時間はあっという間に過ぎていくものですが、いかがお過ごしですか?
私は、GWだからこそできる支援があるので、ご依頼のあるご家庭を訪問する日々を過ごしました。
さて、今回は、少し心理学の側面から、“子育て”について書いてみたいと思いブログにします。
では早速、本題へどうぞ♪
『動機づけ』とは?大人の場合を用いて説明します♪
皆さまは、“動機付け”という言葉を耳にされたことはありますか?
人間には物事に取り組む際に『動機付け』という意識レベルの動きが存在するのです。
例えば、このようなことです。
【大人の場合】
「仕事をするのはなぜか」
↓
●「お金がもらえるから(外発的動機付け)」
●「この仕事が好きだから(内発的動機付け)」
というような心の在り方のことを指します。
上のパターンのような事柄を、『動機付け』と言います。
『動機づけ』は、大きく分けると2種類存在する!
動機付けとは、ある行動がどのような時に起こり、継続し、どの方向を向いているのかを説明するときに用いられます。
人が行動をするときには、本人がなんらかの欲求または要求をもつものです。
同時に欲求の対象が存在する時に行動が起こると言われています。
言い換えますと、「これがしたい!」、あるいは「これをする!」と決めるときには、必ずその行動を取るための理由 つまり、欲求や要求があるということです。
動機付けには「内的(内発的動機づけ)」と「外的(外発的動機づけ)」の2種類があります。
『動機づけ』の1つ「内発的動機づけ」とはどのようなものなのか?
内発的動機づけは「内面に沸き起こった興味・関心や意欲に動機付けされている状態のこと」を指しています。
その人の有能感と自己決定力に強い影響を与えるものです。
有能感とは「自分には○○ができる」と思う気持ちです。
自己決定力とは、文字通り「自分で決める力」や「自分で決めることができると実感できる力」のことになります。
具体例をあげますと下のようになります。
●剣道がたのしいから練習に行く
●親子の笑顔が見たいからカウンセリングに行く
『動機づけ』もう1つの「外発的動機づけ」とはどのようなものなのか?
外発的動機づけは「行動の要因が評価や・賞罰・強制」などを指しています。
これは、「人為的な刺激によるものである」と言われているのです。
具体的に言いますと例えば下のような事柄になります。
●大会で優勝したらメダルがもらえる
●目標達成できなければペナルティが課せられる
『動機づけ』を意識した訪問カウンセリングで見えること
ここまでお伝えしてきましたように、人の行動には「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」が関係するのです。
日頃、訪問カウンセリングを行っていると、上記いずれかの動機づけによる子どもの行動を見ることができます。
例えば、好きなことに取り組むときは、
「うまくなりたい!」
「強くなりたい!」
「おもしろそう!」
といった「内的動機づけ」が働き、自己決定感を持って物事に取り組む姿勢を見ることができます。
このことから、好きなことや得意なことに対しては、子どもたちは「内発的動機づけ」により行動を取っているということが分かります。
日常の子育てにおいても、いかに子どもたちの「内発的動機づけ」に結び付く声かけができるかがポイントになってくるかと思います。
反対に、苦手なことに取り組む時には
「勉強をしたらゲームができる」
「お小遣いがもらえるから家のお手伝いをする」
といった「外発的動機づけ」が働き、作為的に物事に取り組む姿勢を見ることができます。
嫌いなことや苦手なことに対しては、評価や報酬など「外発的動機づけ」により行動を取っているということです。
結果的に見れば物事に取り組む姿勢に変わりはありません。
しかし“どちらの動機づけによる行動だったのか”を意識して見ることが出来れば、本来子育てをしていく上で、どちらが望ましい『動機づけ』になるかはご理解いただけるかと思います。
『動機づけ』を意識した子育てできていますか?まとめ
以上のように、『動機づけ』には2つの種類があり、私たちPLSでは、できる限り、「内発的動機づけ」による行動ができるよう働きかけています。
また、「外発的動機づけ」を利用し、結果的に活動自体から得られる快感や満足感といった「内発的動機づけ」を高める技法もあります。
これについては、続編として次回の私のブログ記事にて挙げたいと思います!
今回お話ししたことは、行動心理の分野のお話になります。
これを理解していれば、お子さんがどういった時に意欲的になるのかが分かりやすいです。
それと同時に日頃の子育ても今より楽に感じられることでしょう。
ぜひ、皆さまには今回のブログを参考にし、楽しい子育てをしていただければと思います。
それでは、次回のブログ記事でお会いしましょう!
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