ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです!
夏の終わりが見えてきて、私が一番好きな季節の秋がやってきます。
9月は体育祭や運動会、文化祭など、楽しい行事が多い時期。
ウキウキ、ワクワクしているお子さんたちが多いです。
今回は、【一度復学を果たすと二度と不登校にならないのか】という話を書いていきます。
PLSの復学支援の考え方とは?
「暑いけど運動会の練習が楽しいよ」
「文化祭では○○係になった」
「授業終わりに皆で集まって準備するのが楽しい」
夏休み前に復学を果たしたお子さんたちから、夏休み明けの訪問カウンセリングの際に伝えてくれます。
その時の表情はキラキラ輝いています♪
不登校の解決は、復学がゴールではなく復学こそが本当のスタート。
過去のブログでも何度かお伝えしていますが、これは、PLSの復学支援の考え方です。
復学を果たしても訪問カウンセリングにお伺いします。
継続登校できるように日々サポートをしているのです。
復学してどれだけの時間が経っても、私にとってお子さんたちは不登校になり苦しんでいたあの頃から、復学に向かって二人三脚で頑張ってきた大切な存在です。
一度関わった以上は、立派になるまで付き添っていきます。
復学してからの学校生活の実例!
秋は、学校でも地域でも行事が多い時期です。
実は全てのお子さんが、「運動会や文化祭を楽しみにしている」というわけではありません。
実際に今、支援中のお子さんたちも、文化祭を休もうとすることが、少し出てきています。
復学ができても、こうして欠席を考えてしまうお子さんがいることも事実です。
よく親御さんや教育関係者の方々から、以下のような質問を受けることが多いです。
「一度復学を果たしたら、もう二度と不登校になることは無いのでしょうか?」
「はい大丈夫ですよ!一度克服すれば二度と不登校には戻りません!」
復学支援者としては、このように堂々と答えたいのです。
しかし、残念ながら答えは「No」。
受け入れたくないことですが、これが現実なのです。
「再度不登校になってしまう」その理由は?
再度不登校になってしまう“可能性”として挙げられる理由は至ってシンプル。
それは、継続登校をしていれば“登校しているからこそ出てくる心配や悩み”が発生するからです。
・登校するために朝早くに起きないといけない。
・テスト勉強をしないといけない。
・授業についていけない。
・友達関係のイザコザが起こる。
・一度不登校を経験しているからこそ学校よりも家の中の快適さを知っている。
以上のように、復学を果たしたとしても、不登校になる理由というのは探せばいくらでも出てきます。
しかし、このような“登校しているからこそ出てくる悩み”を乗り越えていく。
そして乗り越えさせることがPLSのカウンセラーが担う役割でもあるのです。
復学はゴールではなく、スタートとお伝えする意味とは?
まさに年相応の自立心を育む教育になります。
冒頭でも書きましたが、復学はゴールではなく、むしろスタートになります。
大変なのは「たった1日登校すればいい」という復学ではありません。
お子さんたちが「学校に行くのは当たり前」という考えのもと、自ら登校できるようになるまでです。
訪問カウンセラーが隣につかない。
登校日の前日からサポートに入らない。
当たり前のように継続登校できるようになる。
これこそ本当の復学なのです。
ここまで読んでいただいたら、読者様も次の質問に即答していただけるでしょう!
復学日に予定通り復学をしたからと言って、自立心が育まれていないまま家庭への支援を終了するとどうなりますか?
答えは「学校でまた辛いことが起これば休んでしまう」です。
せっかく子ども自身が勇気を出して不登校を乗り越えた。
しかし、支援を打ち切ることで、再不登校になってしまう可能性があります。
私たちは「復学を果たしてからが本当のスタートですよ」と口酸っぱく親御さんに伝えています。
支援中の親御さんだけではなく、SNSや講演会でもそのように発信しています。
これは、再不登校を防止したいという想いからです。
再不登校は全てがダメなわけではありません!
訪問カウンセリングを通してお子さんと関わることで、学校の様子を確認しています。
なので、問題や悩みが出始めた、初期の段階で一緒に解決することができます。
「たしかにそれは学校に介入してもらわないと行きづらいね」と言うこともあります。
時には、「それは逃げずに立ち向かわないと、この先もっと大変になるよ」と厳しい言葉かけをすることもあるのです。
お子さんの数だけ、そして悩みの数だけカウンセラーの対応は柔軟に変えていきます。
中には支援を受けて、復学後1日もお休みすることなく継続登校を果たしたお子さんもいらっしゃいます。
その後、学校を卒業まで達成。
そして、そのままカウンセラーの支援のご卒業まで寄り添います。
しかし、ほとんどのご家庭では、残念ながら、復学後に再び欠席してしまいます。
そんな時は焦らずに子どもの休む傾向を分析できるのでプラス点として前向きに捉えてみてください。
支援中につまずいてくれて良かった。いくらでもカバーできます。
こういう休み方をした時は、親の対応はこうしましょう。
と、私は、支援中の欠席は良しとしています。
ただのサボり、身体的、精神的にと欠席理由は子どもにより様々です。
それぞれのパターンを親御さんが知り、そしてその都度、柔軟な対応をし、欠席を減らしていけるようにしましょう。
【一度、不登校を克服すれば、二度と不登校にならないのですか?】まとめ
何度もお伝えしますが、復学を果たしても再度不登校になることはあります。
そうならないために、日頃から親御さんはしっかりと家庭教育を学び、我が子に合った子育てをしていきましょう。
不登校を防ぎたい、我が子に合った子育てを学びたいという方は、ぜひお問合せください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは次回のブログ記事でお会いしましょう!
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