ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。
今は、中学受験・高校受験の真っ只中。
この時期になると、
「受験生なのに勉強しない」
「このままで本当に大丈夫なのか」
そんな不安を抱えている親御さんは、決して少なくありません。
復学支援の現場でも、近年は「受験期」と「不登校」が重なるケースが増えています。
・小学生の中学受験をきっかけに学校に行けなくなった
・中学3年の受験期に登校が止まってしまった
・勉強へのプレッシャーから心身の不調が表に出た
こうしたご相談を、私たちは数多く受けてきました。
今回は、「受験生なのに勉強しない」と感じている親御さんに向けて、復学支援専門家の視点から見た、受験期の子どもとの正しい距離感についてお伝えします。
復学支援の視点で見る「勉強していないように見える理由」

親御さんから、よくこんな言葉を聞きます。
「うちの子、全然勉強していないんです」
ただ、復学支援の立場で丁寧にお話を聞いていくと、この「全然」という言葉の裏には、ある前提が隠れていることが少なくありません。
・親の前では
・親が納得する形では
・家庭内で見える範囲では
勉強していないように見える、というケースです。
実際には、
・塾や学校で人知れず焦りを感じている
・自分なりに問題集を進めている
・「やらなければいけない」と頭では分かっている
こうした見えない努力や葛藤を抱えているお子さんも多いのです。
復学支援の現場では、「見えている行動」だけで判断せず、その奥にある心理状態やプレッシャーを丁寧に見ていくことを大切にしています。
受験期の不登校と「勉強しなさい」が招きやすい悪循環

もちろん、客観的に見て勉強量が不足しているお子さんもいます。
受験は親のサポートがあってこそ成り立つものですから、必要な場面では、伝えるべきことを伝える姿勢も大切です。
ただし、復学支援の現場で強く感じるのは、
・日常的な説教
・「勉強しなさい」という直接的な指示
・勉強しないことへの苛立ちをぶつける関わり
これらは、逆効果になるケースが非常に多いということです。
受験は本来、子ども本人の課題です。
親が前に出すぎてしまうことで、
・勉強=怒られるもの
・受験=親との関係が悪くなるもの
と認識してしまい、登校への意欲が下がったり、不登校が長期化してしまうケースも少なくありません。
復学支援の現場で実際に起きている「その後」

私たちはこれまで、
・受験期に親子関係が悪化したケース
・勉強への苦手意識が強く残ったケース
・進学後につまずき、再び登校が不安定になったケース
こうした流れを何度も見てきました。
多くの場合、
「良かれと思ってかけた言葉」
「正しいと思って取った行動」が、
結果的に子どもを追い込んでしまっているのです。
これは、親御さんの愛情が足りないわけでも、努力が足りないわけでもありません。
関わり方の方向が、ほんの少しズレてしまっただけなのです。

受験期に大切にしたい親子の距離感と基本姿勢

復学支援の視点で、受験期の子どもに対して大切にしている考え方があります。
・子どもは、見えないところで強いプレッシャーを感じている
・方法や量に課題はあっても、「何も考えていない」わけではない
・心の安定が整わなければ、勉強も登校も前に進まない
だからこそ、
明らかに危険な行動や放置できない状況を除き、過干渉にならず見守る
これが、受験期における最も大切な距離感です。
受験も、不登校からの復学も、ゴールは「合格」や「登校再開」だけではありません。
その先の人生を、子どもが自分の足で歩いていける状態をつくること。
それが本当の目的です。
春を笑顔で迎えるために。
今この時期だからこそ、目の前の行動だけで判断せず、少し先を見据えた関わりを意識してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。


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