ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
いであるです。
私たちは日々、不登校支援・復学支援の現場で、多くのお子さんと親御さんに関わっています。
その中で、ほぼ共通していることがあります。
それは「不登校の悩みを、誰にも相談できていない子が非常に多い」という現実です。
今回は、なぜ子どもたちは相談できないのか、そしてその状態が続くと何が起こるのかを、現場視点からお伝えします。
不登校の子が本音を言えない理由

親に心配をかけたくない気持ち
「家族には話せるはず」と思われるかもしれません。
しかし実際には、
・これ以上迷惑をかけたくない
・心配させたくない
・どう説明していいか分からない
・話しても変わらない気がする
こうした思いから、本音を飲み込んでしまう子が少なくありません。
親子関係が悪いわけではなくても、不登校というテーマ自体が重く、言葉にしづらいのです。
自分でも整理できていない
子ども自身が、
・なぜつらいのか
・何が怖いのか
・どうして動けないのか
を明確に言語化できていないことも多くあります。
そのため、「話さない」のではなく「話せない」状態になっているケースも少なくありません。

相談できないまま進行する孤立

不登校が長引くと、次第に
・友だち
・先生
・親戚
・習い事の関係者
など、周囲との接点を避けるようになることがあります。
「不登校であること」を隠そうとする
・学校の近くに行けない
・放課後でも校内に入れない
・別室登校も難しくなる
・人の視線が気になり外出を避ける
こうした状態に進むことも珍しくありません。
この段階になると、
「先生に相談してみよう」
「スクールカウンセラーに行ってみよう」
という選択肢自体が、非常に高いハードルになります。
「待つだけ」では動きにくい理由

不登校のご家庭で、よく聞かれる言葉があります。
「本人が話したくなったら、話してくれると思います」
もちろん、焦らず待つ姿勢が必要な場面もあります。
しかし、
・誰にもSOSを出せない
・自分でも整理できない
・失敗を恐れて動けない
こうした状態が続いている場合、待つだけでは状況が変わりにくいケースも多いのが現実です。
見守りが必要な時期と、関わり方を調整すべき時期は、同じではありません。
復学支援で大切にしている関わり方

PLSでは、訪問カウンセリングという形で第三者が家庭に入る支援を行っています。
これは、
・自分から助けを求められない子
・言葉にできない不安を抱えている子
・親に本音を隠してしまう子
に対して、こちらから関係性を築いていくための支援です。
何度も顔を合わせ、何気ない会話を重ねる中で、「実は今まで言えなかったんだけど…」と、少しずつ本音が出てくることがあります。
お子さんだけではなく、親御さんも支える
不登校は、子どもだけを変えればいい問題でも、親だけが努力すればいい問題でもありません。
そのため、
・お子さんへの関わり
・親御さんへの具体的な対応整理
・家庭内コミュニケーションの調整
を同時に整えていきます。
多くの親御さんが、
「どう受け止めればいいのか分からない」
「この対応で合っているのか不安」
という状態にいらっしゃいます。
指標ができることで、親御さん自身が落ち着きを取り戻し、関係性が変わっていくことも少なくありません。
最後に|相談できない子のそばにいるために

不登校は、
・甘えでも
・怠けでも
・性格の問題でも
ありません。
複数の要因が絡み合い、動けなくなっている状態です。
そして何より、
相談できないこと自体が、子どもにとって大きな負担になっています。
もし、
「うちの子も誰にも相談できていない気がする」
「どう関わればいいのか分からなくなった」
そう感じていらっしゃるなら、それは整理を始めるタイミングかもしれません。
不登校は、ご家庭だけで抱えるものではありません。
まずは状況を言葉にするところから。
その一歩が、次の動きにつながります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。


活動範囲
PLSの復学支援は、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州と全国対応しています。
訪問支援の実績がある地域
これまでに以下の地域へ訪問し、対面での復学支援を行ってきました。
北海道
東北/宮城県 山形県 福島県
関東/茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 長野県
北陸/新潟県 富山県 石川県 福井県
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