ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
いであるです。
ここ最近、最も不登校が増えているのが中学生の年代です。
そしてこの時期は、「親の声が届きにくくなる」という特徴があるため、ご家庭だけでの対応が難しくなりやすい時期でもあります。
今回は、
・なぜ中学生の不登校が増えやすいのか
・なぜ第三者の関わりが必要になりやすいのか
・どの段階で復学支援を検討すべきか
を、復学支援の現場視点から整理してお伝えします。
中学生が不登校になりやすい理由

中学生の不登校には、この年代特有の要因があります。
思春期による自意識の高まり
思春期の脳は急激に成長しています。
その影響で、
・周囲の視線が強く気になる
・少しの失敗を大きく受け止めてしまう
・人間関係の変化に敏感になる
といった状態が起こりやすくなります。
これは弱さではなく、発達過程の一部です。
ただし、その負荷が積み重なると、登校へのエネルギーが一気に下がることがあります。
学習内容の難化
特に英語や数学は、小学校の延長ではなく質が変わる教科です。
「分からない」が続くと、
・授業への不安
・テストへの恐怖
・自己否定感
へとつながりやすくなります。
学習の遅れは、行きづらさの大きな要因の一つです。
人間関係とSNSの影響
中学生になると、
・グループの固定化
・スクールカースト意識
・SNS上での見えない圧力
など、親には見えにくいストレスが増えます。
子ども自身も「大したことじゃない」と思おうとするため、周囲が気づきにくいのも特徴です。
親の助言が届きにくくなる
中学生は、自立に向かう過程にあります。
そのため、正しい言葉であっても「今は聞きたくない」と感じることが増えます。
これは反抗ではなく、発達上自然な流れです。
しかし、親の声が届きにくくなることで、子どもが一人で抱え込む量が増え、結果的に動けなくなるケースも少なくありません。
中学生に第三者の関わりが有効な理由

思春期の子どもは、
・親には言えない
・先生にも言えない
・友だちにも弱音を見せない
という状態になりやすい年代です。
このとき大きな意味を持つのが、家族でも学校でもない「第三者」の存在です。
第三者だからこそ、
・話しやすい
・感情的にならずに聞ける
・子どものペースを守れる
・親子関係を悪化させずに介入できる
という役割を果たせます。
実際、PLSへのご相談でも、
「家族以外の視点が必要だと感じて」
「今のうちに外部の関わりを作っておきたくて」
とお話しくださる親御さんが増えています。
中学生は、外部支援との相性が比較的良い年代でもあります。
復学支援を検討すべきサイン

次のような変化が見られた場合は、早めの整理が有効です。
□ 2週間以上の欠席が続いている
□ 起床時間が不安定になってきた
□ 夜型が固定化している
□ 勉強の遅れを強く気にしている
□ 学校の話題を極端に避ける
□ 親の声かけへの反応が弱くなった
□ イライラや無気力が続いている
一つでも当てはまる場合、「様子を見る」だけではなく、状況の整理を検討するタイミングかもしれません。
不登校は自然に元の状態へ戻るケースもありますが、長期化すると復学のハードルは上がりやすい傾向があります。
早期に方向性を整えることで、負担は大きく変わります。
中学生の復学支援で大切にしていること

中学生は、親御さんが強く関わるほど動きにくくなる場合があります。
そのためPLSの復学支援では、
・子どもの気持ちの整理
・親御さんの関わり方の調整
・学校との連携
この三方向を同時に整えていきます。
無理に引き上げるのではなく、安全に、段階的に動き出せる環境を整えることが重要です。
中学生の不登校は、正しい順序で介入すれば動き出す可能性は十分にあります。

最後に

不登校は、
・甘えでも
・怠けでも
・親の責任でも
ありません。
脳の発達、環境、人間関係、タイミングが重なった結果です。
だからこそ、親御さんが一人で背負う必要はありません。
「そろそろ専門家の視点が必要かもしれない」
そう感じた時が、動き出すタイミングです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。


活動範囲
PLSの復学支援は、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州と全国対応しています。
訪問支援の実績がある地域
これまでに以下の地域へ訪問し、対面での復学支援を行ってきました。
北海道
東北/宮城県 山形県 福島県
関東/茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 長野県
北陸/新潟県 富山県 石川県 福井県
中部/静岡県 愛知県 三重県
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