【不登校の原因がわからない…】子どもが悩みを話さない本当の理由と親の接し方

いである先生
株式会社PLS 子どもが悩みを離さない本当の理由と親の接し方

ブログをご覧の皆様、こんにちは、いであるです。

「お腹が痛いから学校を休むって言ってるけど、本当はどうしたのかな?」
「最近、部屋にこもりがちで、ちょっと心配…」

そんなふうに感じている親御さん、いらっしゃいませんか?

ある日ふと、「もしかして、うちの子、不登校かもしれない」と気づいた瞬間、不安や戸惑いが押し寄せてくるものです。

最近は、小学校高学年から中学生にかけて、不登校の相談が増えてきています。

思春期・反抗期とも重なり、親子のコミュニケーションがうまくいかなくなる時期でもあります。

今回は、「子どもが悩みを親に話せないまま、不登校になるケース」について、その背景と親としてできる関わり方をお伝えします。

「なぜ学校に行きたくないの?」に答えられない子どもたち

株式会社PLS「なぜ学校に行きたくないの?」に答えられない子どもたち

「どうして学校に行きたくないの?」と聞いても、「別に…」「わかんない…」としか返ってこない。

そんなふうに、お子さんが理由を話してくれないと、親としてはどう接したらいいのかわからなくなりますよね。

でも実は、「悩みはあるけれど、親には話したくない」と思っているお子さんは、決して少なくありません。

そこには、こんな気持ちが隠れていることがあります。

• 話しても否定されるかもしれないという不安
• アドバイスばかりされてきたという過去の経験
• 親を心配させたくないという気遣いや遠慮
• 自分の気持ちをうまく言葉にできないもどかしさ

お子さんは、「どうせわかってもらえない」と感じて、黙るという選択をしているのかもしれません。

【復学支援とは?】子どもの考えを尊重するPLSの多角的な視点による支援
ブログをご覧の皆様、こんにちは!いであるです。不登校の悩みを持つご家庭では、最近「復学支援」や「復学支援機関」という言葉を目にする機会が増えてきたのではないでしょうか?「復学支援機関」では、不登校のお子さんが再び学校に通えるようになることを...

知らず知らずのうちに、子どもの心に壁を作っていませんか?

株式会社PLS 知らず知らずのうちに、子どもの心に壁を作っていませんか?

親として、子どもを心配するあまり、つい言ってしまいがちな言葉があります。

「でも、それってあなたにも原因があるんじゃない?」
「こうすればうまくいくよ」
「何があったの?誰に何を言われたの?」

これらの言葉は、一見すると助けたい気持ちから出たもの。

でも、お子さんにとっては「否定された」「責められた」と感じてしまうこともあります。

そうなると、「話すの、やめよう」と心を閉ざしてしまい、不登校が長引いてしまうことも。

復学支援者から視る、ゴールデンウィーク明けに不登校が急増する理由とは?
ブログをご覧の皆様、こんにちは!いであるです。新学期が始まり、少しずつ学校生活に慣れてきた頃に訪れるゴールデンウィークという名の大型連休。一度不登校を経験している親御さんからすると恐ろしい期間ですよね。実際にこのゴールデンウィーク明けから突...

親の“聴く姿勢”が、子どもの心を開くカギ

株式会社PLS 親の“聴く姿勢”が、子どもの心を開くカギ

お子さんが本音を話せるようになるには、「この人になら話してもいい」と感じられる安心感が必要です。

そのためには、「聞き出そう」とするのではなく、「聴くよ」というスタンスを持つことが大切です。

• 子どもが話してきたら、最後までさえぎらずに聴く
• まずは共感。アドバイスはそのあとで
• 解決よりも、「気持ちに寄り添う」ことを大切に

そうした日々の積み重ねが、「ここなら大丈夫」と思える環境をつくっていきます。

子どもが悩みを話さないのは、悪いことじゃない

株式会社PLS 子どもが悩みを話さないのは、悪いことじゃない

ここで、ぜひ伝えたいことがあります。

それは、「子どもが親に悩みを話さない=親子関係が悪い」というわけではない、ということです。

不登校の背景には、いじめ、友達との関係、先生との相性、学習へのプレッシャー、自己肯定感の低下など、さまざまな事情があります。

そのすべてを親に話す義務なんて、子どもにはありません。
「親よりも、別の大人に話したい」と思うお子さんだっているのです。

だからこそ、親としてできるのは、日常の中で「いつでも話していいよ」が伝わる空気をつくっておくこと。

無理に聞き出さず、詮索せず、ただ「そばにいるよ」という姿勢が、お子さんにとっての安心になります。

子どもとの“ちょうどいい距離感”を探そう

株式会社PLS 子どもとの“ちょうどいい距離感”を探そう

不登校のお子さんに対して、親ができる最大のサポートは、「焦らず、そっと見守ること」です。

一歩引いたところから、子どもを見つめつつ、「手が必要なときには支える」という距離感を保つことが大切です。

そして、「これ以上どうしたらいいかわからない」と思ったときは、無理をせず、学校の先生やカウンセラー、復学支援機関など、第三者の力を借りるのもひとつの手です。

親だけで抱え込む必要はありません。

「学校に戻りたい気持ち」に全力で寄り添うPLSの復学支援とは?
ブログをご覧の皆様、こんにちは。いであるです。「去年の夏はどこにも出かけられなかった…」と話されていた親御さんから「今年は外に出ることが出来ました!」という報告をいただくことが増え、支援者として嬉しく感じています。今回は、PLSの復学支援への想いを改めて書きました。

「まとめ」子どもが話せる環境は、毎日の中にある

株式会社PLS 子どもが話せる環境は、毎日の中にある

不登校になった子どもに対して、「どうして話してくれなかったの?」と責めるのではなく、「今からでも大丈夫。いつでも聴くよ」という気持ちで接してみてください。

“話せる・話せない”は、子ども自身が選ぶもの。
親としては、「話したくなったときに、話せる場所」があることが、何よりの支えになります。

特別なことをする必要はありません。
日々の関わりこそが、子どもの心に届く大きなサポートになります。

焦らず、少しずつ。
今日も、子どもの気持ちに寄り添う一歩を踏み出してみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました