ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
親御さんとお話をしていると、「うちの子はありがとうやごめんなさいが言えません」という相談を受けることがあります。
訪問カウンセリングをしていても、自分から「ありがとう」や「ごめんなさい」を言えるお子さんと言えないお子さんに分かれています。
生きていく上では非常に大切なことば。
今回は、子どもが自ら「ありがとう」を言えるように育てるにはどうすればいいのかを書いていきます!
自ら「ありがとう」や「ごめんなさい」を言えるためにすることは?
“家庭の中で、親が「ありがとう」をよく使う”これが、答えです。
親が「こう在ってほしい」と望むような子に育てるには、何よりもまずは親が見本となり、その姿勢を見せていく必要があります。
小さなことからでも「ありがとう」と常日頃伝えられる親を見ていると、自然とお子さんも「ありがとう」を伝えられるようになっていくのです。
「ありがとう」や「ごめんなさい」
この言葉を必要に応じて、親御さんが使っていくことが、お子さんの習慣に繋がる1番の近道になります。
実際に、ご家庭に訪問中に、礼儀正しい親御さんのもとで育ったお子さんは、小さなことでも「ありがとうございます」と伝えてくれます。
・訪問してお菓子を渡したとき
・ゲーム中に助けたとき
・学校についてアドバイスしたとき
・勉強のサポートをしたとき
・訪問終わりの帰り際
このような時に、聞くことが多いです。
反対に全く言えないお子さんもいます。
厳しい話になりますが、こうした大切な言葉をハッキリ言えないケースは、親御さんが実は言えていなかったということが非常に多いです。
これは支援者として、親御さんに「まずはお父さんお母さんが周りの人に感謝する気持ちを持って、それを言葉に出すところから始めていかないといけませんね」と率直に伝えています。
親御さんに気を付けていただきたいこととは?
また、我が子が「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えないことに対して、焦ったり怒ったり、なんとかしようと行動に移される親御さんの対応で、気をつけていただきたいことがあります!
それは、「ありがとう」を強要しないこと。
「◯◯のためにしてもらったんでしょ!」
「ちゃんと「ありがとう」って言いなさい!」
「そういう時は何て言うの?」
これは、ご家庭に訪問中のやり取りです。
このように、訪問中にカウンセラーが何かしたことに対して、親御さんからお礼のパスを出しているケースがとても多いです。
これは、間違ってはいません。
「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える大切さを子どもに教える義務が親にはあるでしょう。
それでお子さんが納得して、その場で「ありがとう」と言い、次から自ら言えるようになると1番いいのです。
しかし、お子さん自身が感謝の気持ちを伝える必要性を感じたり、挨拶の大切さを感じていなければ、ただ言わされているだけになってしまいます。
同じ「ありがとう」でも、“言わされているありがとう”か、“心から感謝したありがとう”だとどちらがいいでしょうか。
「とりあえず言えば良い」なんてことはないでしょう。
どうせ言えるようになるなら、自分が感謝した相手に対してしっかり自分の言葉で言えるようになることが大切です!
そのために、親が見本になり、その姿勢を見せていく必要があります。
親が具体的に感謝の気持ちを伝えられるようになっていれば、周りがお子さんを助けてくれることにも繋がるのです。
「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えるようになることで…
今後、お子さんが関わっていく先生や友達は、ロボットではなく心を持った人間です。
大切な言葉をしっかり伝えられるお子さんは、困ったときに周りから助けてもらいやすくなります。
「まだ子どもだから」と放っておくと、そのまま大人になってしまい、周りから孤立してしまうことになるでしょう。
実際に、PLSの「不登校サポートコース」を受講し、復学を果たされたご家庭の親御さんには、復学日に「学校の先生にお礼の電話を入れてください」とお伝えしています。
この時にも、「今日までありがとうございました」と言うだけではなく、これまでのリハーサルの話など、復学準備期間中のことを具体的にお礼を伝える方が、先生としても「これからも困ったことがあれば何でも言ってください」となるはずです。
カウンセラーから、話す内容をお伝えはしていません。
親御さんの本心でお礼の電話をしてもらっています。
このように、親の姿勢を見せていくこと!は大切です。
「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えるようになるためには!【まとめ】
今回の話は、少し耳の痛い話と感じられた方もいらっしゃったかもしれません。
親御さんも取り組んでみて、それでもお子さんが変わらなければ、「ありがとう」や「ごめんなさい」を言う必要性を伝えたり、なぜ言わないのかを掘り下げてお子さんの気持ちを知ることも良いかもしれません。
気持ちを知った上で「ありがとう」や「ごめんなさい」を言える練習を家族でされているケースも支援中のご家庭でこれまで何組もおられました。
極端に「ありがとう」や「ごめんなさい」を日常の中に組み込んでもいいでしょう。
難しければPLSにご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回のブログでお会いしましょう。
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