ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
読者の皆様は、春休みを楽しくお過ごしですか?
私は、おかげさまで、昨年よりも、たくさんのご家庭の支援をさせていただいております。
現場に入るカウンセラーは、常に新しい情報を持って行動していくべきであると考え、1つ1つのケースに向き合う毎日です。
そのため、時間を見つけ、「復学支援会議」を開いています。
今回は、先日開催した「復学支援会議」について書きました。
ご覧ください。
今回の「復学支援会議」の詳細とは?
今は春休み期間なので、一旦、毎朝登校のことを考えなくて済みます。
なので、お子さんも親御さんも心が落ち着いているでしょう。
しかし、なんといっても環境変化が激しい4月が目の前に。
ここに備え、学びを深めるため、以下の内容で会議を開催しました。
【場所】東京都
【参加者】教育関係者7名
【テーマ】
①不登校のリスクについて
②復学支援のアップロード
新学期につまづいてしまうお子さんたちが多いので、今のうちに予防は必要です。
おそらく復学支援の業界では、支援の問い合わせも4〜5月にかけて殺到すると予想しています。
会議での話していた内容はどのようなものだったかというと…。
「復学支援会議」テーマ①不登校のリスク!
今、日本では、不登校のお子さんは、年々増加傾向にあります。
新年度の問い合わせ件数も、例年以上だろうと会議でも予想されました。
会議のテーマとなった『不登校のリスク』を知るということが教育者にとっても、親御さんにとっても大事な部分になるでしょう。
不登校に対する捉え方は人それぞれです。
など。
今の時代、学校に行くことが全てではないということは事実です。
「学校が全てじゃない」「不登校になっても大人にはなれる」
上のような言葉は、この業界にいるとよく聞きます。
確かに、“不登校のお子さん本人”や“不登校のお子さんを持つ親御さん”にとっては、安心する寄り添った優しい言葉ではあるでしょう。
そして一つの事実でもあります。
親御さんの立場になると、ネットやSNSで「子どもが不登校でも大丈夫!」と言っている人がいたとしたら、その瞬間は「大丈夫!」と思うかもしれません。
しかし、携帯を閉じて、実際の我が子を目の前にすると、「はぁ…将来が不安」と割り切れない現実が日々目の前にある親御さんが多いように感じます。
「不登校」に問題を感じるより、不登校のまま年齢だけ重ねた結果、「将来がどうなるか分からない」という不安が強いのではないでしょうか。
私たち教育関係者、支援者が問題視するのは目先の不登校ではありません。
「不登校を解決しないまま大人になった時のリスク」なのです。
そのため「不登校は問題ではない」とは、復学支援者としては言い切れない現実があります。
実際に多くの現場を経験してきて、親御さんが思う「将来の不安」として、上に書いたようなことに悩まれている親御さんが多いように感じます。
今、社会的にも問題視されている「8050問題」。
これがどれだけ恐ろしいことかイメージできないかもしれません。
ただ、なってしまってからではもう手遅れです。
そうならないために、予防として、少なくとも「8050問題」のリスクが高い不登校は解決するに越したことはないと考えられます。
「復学支援会議」テーマ②復学支援のアップロード!
①で話した不登校のリスクを未然に防ぐための方法として、「復学支援」は有効な手段の一つです。
不登校の問題は、学年が上がるごとに解決が難しくなります。
小学1年生より2年生、6年生より中学1年生、中学1年生より3年生…。
高校生以上ともなると、難しいどころか解決することすら不可能だと、諦める大人もたくさんいます。
今回会議に参加いただいた先生方の周りでも、高校生以上の支援を諦めている人は多いのだとか…。
実際に私の周りにも「さすがに高校生以上は無理では…」という声もあります。
そのため、復学支援で高校生以上を対象にしている機関は少ないようです。
PLSでも高校生のお子さんの不登校相談については、とても慎重になります。
全てを受け入れられるわけではないですし、専門領域ではないと判断すればお断りすることも…。
先が見えない状態で支援を断られる
↓
さらに暗闇に陥る
↓
そして「8050問題」の当事者に
心からそのご家庭の将来のことを思うと、上のような悪循環から、何か一歩を踏みせるようなサポートできないかと、話を深掘りしていきました。
残念ながら、現時点で明確に確定したものがあるわけではありません。
しかし、「復学支援」のニーズを広げるという点で、PLSも活動していくという気持ちでいます。
①高校生の支援を特殊なものではなく、当たり前に受け入れられるようにする。
②「復学支援」の認知。
③支援の受講希望者様の満席状態を出さないように、受け皿を増やす。
④様々な支援機関や行政と連携をとり、既存の「復学支援」以外の復学手法(ノウハウ)を作る。
これらは、今すぐにできることではありません。
①〜④を有言実行できるように、PLSでも動き始めていきます。
東京で教育関係の方々と「復学支援会議」を開催しました!【まとめ】
今回の会議では、復学支援者として、復学の必要性や優位性を語った上で、“学校”という型にはめた場所だけでなく、不登校のお子さんが、自立心を育める居場所づくりの拡充にも、意見を述べさせていただきました。
まだまだ議論と改革が必要な「復学支援」。
「親子で笑顔になるために」を掲げる株式会社PLSの代表として、親子の未来を守るための有益な発信をしていく機会をこれからも作っていきます。
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
定期的に「復学支援会議」は開催していきます。
引きこもり支援に関心のある教育者様や、親御さんがおられましたら、遠慮なくご連絡ください。
それでは次回のブログでお会いしましょう!
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