ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
今回のお話は、タイトルにも書かせていただきました内容です。
この度小学5年生の女の子が約4ヶ月の不登校期間を乗り越えて、無事復学を果たすことが出来ました!
おめでとうございます!
こちらのご家庭の事例、読んでみて下さい。
不登校だった小学5年生の女の子の今までの様子
この女の子は、昨年の12月から不登校になりました。
欠席が続くとその状況を解決しようと親御さんが理由を聞くのは当然です。
しかし、どれだけ理由を聞いても、頑なに不登校の理由は答えてくれなかったそうで…
登校していた頃とは本人の様子も徐々に変わりました。
家庭内では
・お母さんへの暴言
・お風呂に入らない
・歯を磨かない
・部屋を片付けない
・自分の部屋でご飯を食べるようになってしまった
・生活リズムの乱れ
このような深刻な状況に…
家庭内だけでなんとか解決できないものかと試行錯誤されました。
2ヶ月間親御さんなりに考え対応はされてきたようですが、状況は良くなるどころか悪化…。
特に学校の話を親御さんがすると反発が強くなるばかりで…
お手上げ状態というところで今年の2月にPLSの支援を受講されました。
不登校だった小学5年生の女の子にPLSが寄り添うことに
こちらの家庭では“子育てサポートコース”から支援を開始しました。
まずは、家庭内の状況を把握します。
親子の関係性や性格傾向の分析、お子さんが不登校になった原因の分析をします。
分析の中からお子さんに対して訪問カウンセラーの介入は必要なのかを検討します。
その後、これからカウンセリングに使える判断材料を集めます。
毎日親御さんと連絡を取り、こちらもコツコツ状況を理解していきました。
そして、何よりも先ずはじめにしていただいたことがあります。
私たちPLSが考える「親の学び」の部分です。
不登校だった小学5年生の女の子の親御さんの話
お子さんの不登校を解決する前に、親御さんに“お子さんに合った子育て”を学んでいただいたのです。
親御さんの傾向としては
・過保護や過干渉のオンパレード
・すぐに謝ってしまう
・先回りして子どもの気持ちを汲み取り行動に移してしまう
・子ども上位
・親の立場の低下
などが見受けられました。
不登校というのはお子さんの性格傾向だけが原因ではないと私たちは考えています。
親御さんの接し方一つでお子さんの性格に影響も出ます。
また、日常の過ごし方も大きく変わります。
仮に今お子さんがどれだけ前向きに登校するようになったとしても、これだけは親御さんに覚えておいてほしいことがありました。
それは、“親が変わらないと同じことの繰り返し”ということ。
不登校だった小学5年生の女の子とお母さんの関係
子育ては特に、お母さんがお子さんと接する時間が多い家庭がほとんど。
こちらの家庭もそうでした。
お父さんよりもお母さんが学び変わる必要があったのです。
これまで当たり前だと思ってされてきた子育て観がお子さんには合っていない。
そうと分かれば、お子さんに合う子育てをしていくしかありません。
この子育て観をアップロードするのは正直時間もかかり大変です。
それでも私と毎日、お母さんとやり取りし続けました。
「メールカウンセリング」、「Learning System(親子の会話添削)」でのキャッチボール。
そして電話カウンセリングをみっちり1ヶ月間。
少しずつお母さんの変化、そしてそれに伴うお子さんの変化も出てきたのです。
不登校だった小学5年生の女の子にカウンセラーが向き合う
この1ヶ月のやり取りで出た結論。
家庭内だけの復学は相当時間がかかるか、もしくは不可能かもしれない。
こちらの家庭には訪問カウンセラーが介入した方がお子さんが復学できる可能性が高まる。
このような判断に至りました。
支援当初から親御さんと話していたことがあります。
それは、復学に導くカウンセリングをする中で、春休み前に復学した方が春休みを楽しく過ごせるということ。
そして春休み明けの新学期からの登校もしやすいこと。
なので終業式前に復学することを私たちの中で目標としました。
不登校だった小学5年生の女の子サポートコースの切り替え
あくまでも私たちの中での目標が春休み前の復学。
実際にお子さんの本音を聞き出した時に今の学校に復学することが適切なのか。
復学意志があったとしてもたっぷり準備をする時間をとって新学期からの復学の方が良いのではないか。
もしくはGW明けの復学になるのか。
これはお子さんの気持ち次第になります。
その時点で終業式までに残された時間は2週間。
訪問カウンセラーの介入を決めたその日に“不登校サポートコース”に切り替えました。
コースが変わると親御さんへのサポート内容も変わります。
週に1回の電話カウンセリングが週に3回になります。
より細かな分析やシュミレーションを重ねていくのです。
ついにお子さんと直接対面する“登校刺激”の日を迎えました。
登校刺激という言葉は色々な場面で見られることがあると思います。
PLSでは、お子さんに対してカウンセラーが学校を連想させる話をします。
その中で、どのような考えを持っているのか。
お子さん自身はどうしたいのか。
今後の方向性についてなど本心の部分を深堀りしていくカウンセリングになります。
どちらかというとカウンセリングよりもコーチングに近いものです。
登校刺激はPLSが提供している事業の中で一番緊張する日。
これは、親御さんはもちろん、カウンセラーである私たちも同じです。
登校刺激を行い、訪問カウンセラーの介入から、この後、お子さんが復学を果たします。
「不登校だった小学5年生の女の子、無事に復学を果たしました!前編」まとめ
今回は、このお子さんの現状や私たちが寄り添うことになった経緯などについて書いてみました。
この続きは次回の記事で書いていきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。
支援が気になる方、子育てや不登校でお困りの方はご遠慮なく下記お問合せフォームからご相談下さい。
にほんブログ村
コメント