【母子登校はいつまで続く?】依存を減らし自立を促す3つの方法とは

いである先生
株式会社PLS 母子登校-自立を促す3つの方法

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。

6月も後半、運動会や面談など、学校行事が増える時期になりました。
新学期から2か月が経ち、「そろそろ落ち着いてくるかな」と思いきや、お子さんの登校に波が出始めるこの時期に、ご相談が増えています。

特に目立つのが、お子さんが1人で登校できず、保護者の付き添いが必要な「母子登校」のケースです。

「もう2か月経ったのに、まだ付き添いが必要…?」
「このままいつまで続くの?」

そんな不安を抱えるご家庭は少なくありません。

今回は、母子登校の実態と原因、そしてご家庭でできる対策を3つのポイントに絞ってお伝えします。

【母子登校とは? その実態と親の負担】

株式会社PLS 【母子登校とは? その実態と親の負担】

母子登校とは、お子さんが保護者(多くは母親)と一緒でないと登校できない状態を指します。
付き添い度合いには個人差があり、例えば以下のようなケースがあります。

• 学校までの送迎が必要
• 保健室や別室で一緒に過ごす
• 授業中の付き添いがないと不安
• 教室には入れず、校舎内にいるだけで安心

これらの背景には、「1人では無理」「お母さんがいないと怖い」という強い不安や依存があります。

また、母子登校が続くと、親の負担も深刻になります。

• 登校時に毎朝泣かれる
• 自分の仕事や家事がままならない
• 夫婦関係や家庭内の空気が悪化
• 「もう限界…」と精神的に疲弊してしまう

中には「運転中に反対車線にハンドルを切りたくなった」と語るほど追い詰められる方もいらっしゃいます。

母子登校は、親子だけで抱え込むにはあまりにも負担が大きな問題なのです。

母子登校に悩んだらPLSの「復学支援」で解決を!
ブログをご覧の皆様、こんにちは。めだかっこです。お子さんが学校に行きたがらず、一緒に登校するようになった…。最初は「この方法なら通えるかも」と思ったものの、次第に親御さんの負担が増し、「このままでいいのか」と不安を感じている方も多いのではな...

【母子登校の原因とは? 育て方のせいだけじゃない!】

株式会社PLS 【母子登校の原因とは? 育て方のせいだけじゃない!】 

「やっぱり私の育て方が悪かったのかも…」と自分を責める親御さんは多いのですが、原因はそれだけではありません。

以下のようなさまざまな要素が複雑に絡み合っています。

母子依存が強いケース
• 過保護・過干渉で「自分で決める力」が育ちにくい
• 「お母さんがいないと何もできない」と思い込んでいる
• お母さんも「手を貸すのが当然」となりがち

→ 少しずつ「自分でできること」を増やす工夫が必要です。

「甘えたい」気持ちが強いケース
• きょうだいの誕生や引っ越しなど、家庭内の変化による不安
• 「もっとかまってほしい」という気持ちから登校を嫌がる

→ スキンシップや共感を大切にしつつ、甘やかしとの境界を保つ対応が必要です。

「1人で行くのが怖い」ケース
• 友だち関係や学校の雰囲気に馴染めない
• 「失敗したらどうしよう」という不安から前に進めない

→ 成功体験を積み重ねる“スモールステップ”でのサポートが大切です。

【家庭でできる!母子登校を卒業する3つの方法】

株式会社PLS 【家庭でできる!母子登校を卒業する3つの方法】

① 依存を減らす!「親の手を少しずつ離す」
• 付き添う距離や時間を徐々に短くする
• 学校では先生や友だちとの接点を増やす
• 「できた!」という小さな成功を見える形で積み重ねる

→ 例えば、「登校カレンダー」にシールを貼るのも◎

② 「甘え」と「甘やかし」の違いを伝える
• 「付き添い=愛情」ではないことを少しずつ伝えていく
• 「1人で行けるようになるのが、あなたの成長なんだよ」と励ます

→ 「見守る愛情」で自立を応援しましょう。

③ 「恥ずかしいけど勇気が出ない子」には目標設定!
• 「今週は1回だけ1人で行ってみよう」と短期目標を設定
• クリアできたら回数を増やす
• ごほうびを用意するのも効果的

→ 突き放すのではなく、少しずつチャレンジを重ねていくことが成功のカギです。

母子登校の背景には、性格・家庭環境・人間関係などさまざまな事情があります。

「早く1人で行ってほしい」と願う気持ちは当然ですが、焦って無理に引き離そうとすると、子どもの心に深い傷が残ってしまうことも。

大切なのは、「自立心を育てること」。
「なぜ1人で行けないのか?」を一緒に考えるところから始めてみましょう。

【まとめ】母子登校から卒業するには「親子で自立を目指すこと」

株式会社PLS【まとめ】母子登校から卒業するには「親子で自立を目指すこと」

母子登校は、ゴールではなく「通過点」。
今の状態に悩みすぎず、できることから少しずつ前に進めることが大切です。

お子さんの「できた!」が増えていくと、親の心にも余裕が戻ってきます。

「母子登校をやめたいけれど、どうしたらいいか分からない…」

そんな時は、1人で抱え込まずに専門家のサポートを受けるのも1つの方法です。

PLSでは、お子さんの状況やご家庭の事情に合わせて、専属カウンセラーが具体的な対応方法を提案しています。
• 母子登校からの卒業を目指したい
• 子どもに合った接し方が知りたい
• 親子の関係を見直したい

という方は、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回のブログでお会いしましょう。

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました