ブログをご覧の皆様、こんにちは。
めだかっこです。
夏休み中は、子どもと一緒にいる時間が長くなります。
子どもに対して「ちゃんとして!」という注意を何度も言ってしまってないでしょうか?
確かにこの言葉は、親御さんの気持ちを端的に表現できる便利な言葉です。
しかし、お子さんにとっては何をどうすれば良いのかが明確でないため、結果としてその言葉が期待通りの行動につながらないことが多いです。
今回は、「ちゃんとして!」がなぜ効果的ではないのか、その理由と代わりに使えるコミュニケーション方法について考えてみましょう。
「ちゃんとして!」が具体性に欠ける理由
「ちゃんとして!」という言葉は、親の焦りや不安、苛立ちを反映していることが多いです。
しかし、この言葉自体は非常に曖昧で、具体的に何をどうすれば良いのかが分かりにくいです。
例えば、お子さんが散らかった部屋で遊んでいる時に「ちゃんとして!」と言っても、お子さんにとっては「どこから片付ければいいのか」「何を片付けるべきか」などが分からない場合が多いです。
このような曖昧な指示は、お子さんの混乱を招くだけでなく、親御さんが何をしてほしいのかが伝わらないため、望んだ行動を引き出すことが難しくなります。
その結果、親は繰り返し「ちゃんとして!」と言わざるを得ず、お子さんとのコミュニケーションが悪循環に陥ることが考えられます。
子どもの視点から見る「ちゃんとして!」
お子さんは、大人とは異なる視点で物事を捉えています。
大人が当たり前だと感じることも、お子さんにとっては新しい挑戦であり、学びの過程です。
そのため、「ちゃんとして!」と言われても、具体的に何をどうすればいいのかが理解できないことが多いのです。
例えば、「ちゃんと挨拶しなさい!」という注意も同様です。
お子さんは「ちゃんと」が何を意味するのか理解できず、結果として曖昧な対応をしてしまうことがあります。
お子さんにとっては、「挨拶をきちんとする」とはどういうことなのか、具体的な例や手本が必要です。
効果的なコミュニケーションのために
では、「ちゃんとして!」に代わる効果的なコミュニケーション方法とはどのようなものでしょうか
重要なのは、具体的で明確な指示を出すことです。
例えば、部屋を片付けてほしい場合は、「おもちゃを棚に戻して、床に何もない状態にしてね」といったように、具体的な行動を示すことが大切になります。
また、お子さんがその指示を理解し、実行できるように手助けする姿勢も重要です。
特に小さなお子さんは、自分で何をどうすれば良いのかが分からないことが多いので、一緒に片付けを始めるなどして、具体的な行動を示すと良いでしょう。
さらに、注意をする際には、ポジティブな言い方を心がけることもポイントです。
「○○しないで!」という否定的な表現よりも、「○○してくれると助かるよ」といった肯定的な表現の方が、お子さんにとっては受け入れやすいですし、行動を変える動機にもつながります。
『ちゃんとして!』は逆効果?親の注意が響かない理由とは「まとめ」
「ちゃんとして!」という言葉は、親にとっては便利な言い回しですが、お子さんにとっては非常に曖昧で、行動を促すには不十分です。
具体的で明確な指示を与え、お子さんが理解しやすい形でコミュニケーションを取ることが、親子関係をより良いものにする鍵です。
また、ポジティブな表現を用いることで、お子さんが自発的に行動を改善する意欲を引き出すことも可能です。
これからは、「ちゃんとして!」の代わりに、具体的でわかりやすい指示を心がけてみてはいかがでしょうか。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。
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