ブログをご覧の皆様、こんにちは。
めだかっこです。
2月も後半になり、今年度もあとわずかとなってきました。
新年度に向けての準備に追われているご家庭もあるかもしれません。
今回は、春から中学に入学されるお子さんの親御さんに向けて、「中1ギャップ」について書いています。
新しい環境への不安解消のお手つだいになれば幸いです。
「中1ギャップ」とは?
「中1ギャップ」に明確な定義はありません。
お子さんは、小学校から中学校へ進学すると、勉強面、人間関係、部活動など、今までとは全く違う生活を送ることになります。
新しい環境になじむことができなくて、不登校になったり、いじめにあうなどの現象を表現することばとして「中1ギャップ」が使われるようになりました。
これは、小学校時代には元気だった、学校に楽しく通っていた、というお子さんでも起きる現象で、その時になってみないと分からない、という問題でもあります。
元気が無くなったり、朝になると体調を崩してしまうなどの変化が出てきたときは、要注意です。
お子さんによっては、環境の変化についていけずに、イライラしてしまうこともあります。
話す時間を多く持ち、お子さんの様子を見るようにしましょう。
なぜ「中1ギャップ」がおきるのか?
中学生がストレスを感じる場面としては、学習面だけでなく、生活面や人間関係などがあります。
学習面では、小学校の時は、宿題や勉強も比較的簡単だったのに、中学になると授業の進度が速くなり、教科ごとに担当の先生が違うことを負担に感じるお子さんも一定数います。
また、定期テストがあり、試験の結果に順位がつくということにストレスを感じるお子さんもあるでしょう。
生活面では、制服の着方や頭髪など、校則によってルールが定められ窮屈に感じるお子さんもいます。
人間関係においては、いくつかの小学校のお子さんと同じ時間を過ごすようになるため、新しい同級生との学校生活が始まります。
さらに部活などに入れば学年を超えた上下関係も出てきます。
うまく立ち振る舞えないことで自信を無くしたり、仲間とうまく行かなかったりして悩みを抱えてしまうことも。
学習面や生活面、人間関係でも1番のストレスは「他人と合わせることが多くなる」ことや「他人と比較して自分を評価される」ことです。
様々なストレスを感じることにより「中1ギャップ」が出てきてしまいます。
「中1ギャップ」予防のために家庭でできること
小学校と中学校では色々と環境が変わります。
ここからは、中学入学までに家庭でできることをご紹介します。
①小学生のうちから中学校生活について少しづつ話をしておくこと!
小学校と中学校の違いについて、普段から話をしておくことは大切です。
この時に気を付けたいことが、不安を持つような話はしないこと。
中学と言う新しい世界は楽しい場所であるなど、ポジティブな内容を意識しましょう。
②学習の習慣を見直しておく。
中学では、教科数が増え、定期テストも始まります。
必然的に、小学校時代よりは家庭学習の時間が必要になってきます。
特に、家庭学習の習慣がついていないお子さんは、中学入学までに、短時間でもいいので、勉強する時間を作るようにしましょう。
③親が話しやすい存在でいるという安心感を持てるように。
中学生の年代は、幼少期のように何でも話をしてくれるお子さんとそうでないお子さんがいます。
しかしながら、「苦しいときにうちの親は必ず話を聞いてくれる。」という安心感を持っていることは大切です。
話をしていなくても、毎日お子さんを見ていると、少しの変化にも気づくことがあるでしょう。
親の方から、聞きすぎることはおススメしませんが、常に話を聞くよと言う姿勢を見せておくことは必要です。
家が安心できる場所であると、新しい生活にも飛び込んでいきやすくなるでしょう。
このように「中1ギャップ」の予防として家庭でできることはあります。
できることから取り組んでいってみてください。
「中1ギャップ」について!予防のために入学前から家庭でできること【まとめ】
お子さんが中学に入ってしばらくの間は、家庭ではできるだけお子さんの好きな話を聞くようにしてみましょう。
周りのお子さんの様子と比べたりするのではなく、お子さん自身の良い部分を褒めるように意識することは大切です。
また、お子さんが学校のことで不満や不安を口にしたら、最後まで話を聞いてみてください。
それだけでも、お子さんは親を信頼し、また話すことでストレスを発散させることが出来ます。
学習面での遅れが気になる場合は、早期に何らかの対策を考えることも必要です。
PLSでは、不登校ではなくても、日常の中での不安などのお悩みにも対応しています。
例年、4月に入ると新しい環境でのお悩みのお問い合わせが増えてきます。
「中1ギャップ」で深く悩んでしまう前に、家庭内だけで難しいと感じられましたら、一度ご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回のブログでお会いしましょう。
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