ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いであるです。
これまでも何度か書いてきています「先回り」という言葉。
子育てをしていく上でもよく耳にされるでしょう。
今回は、「子育て中の先回りは、なぜ避けた方が良いのか」について解説していきます!
先回りをしてしまうことで考えられるリスクとは?
子育てにおける先回りとは、子どもが考える前に親が答えを教えてしまったり、指示を出してしまうことです。
子育て中に先回りをしてしまうことで、本来育まれるはずの子どもの思考力や判断力を低下させてしまうというリスクが考えられます。
自分で考えたら分かることでも、聞かれる前に親が先に答えを教えて道を示す。
これは、子どもが頭を使って考える機会や失敗を経験する機会を奪ってしまいます。
これが日々重なると、小さな壁も超えられなくなってしまうのです。
自分で考える力がない子どもは、
・我慢ができない。
・周囲に合わせられない。
・人の気持ちが分からない。
・自分が中心と錯覚してしまう。
・諦め癖がつく。
など、生きていく上で支障が出る性格になってしまう可能性があります。
実際に支援中のご家庭でも、支援当初は上記にあたる性格傾向のお子さんが多いです。
そのような背景には、親御さん自身が「過干渉」「過保護」「先回り」をしてきたという自覚を持っておられるケースがほとんどです。
聞くことを優先した子育てを!
先回りをすることは、潜在的な子どもの自己肯定感を下げてしまうことにも繋がります。
なぜなら、先回りで親が答えを教えるということは、自分の行動を信用してもらえていないという考えになってしまうからです。
そう自覚してしまった場合、子どもは自分自身に“無力感”を感じてしまう可能性もあります。
「周囲が友達同士でクラブ活動について相談しているときも、自分だけは親に言われたことだけをしているな。」
「よく考えたら服も自分で選んだことがないな」
など、徐々にその差を実感するのです。
これを防ぐためには、例え小さなことであっても、子ども自身に選ばせることが効果的です。
そのためにも晩御飯のメニュー・服の色やサイズ・ヘアスタイルなど、日常的に意思決定の機会を作っていきましょう。
もう一つ大切なことは、自己表現をたくさんさせるということです。
食事の際も、感想を聞いてみてください。
親から「〇〇が××で美味しいよね!」
といった具体的な感想を伝えるのではなく、どんな感想を持っているのかを言ってくれるまで待ちましょう。
例えば「おいしい!」と言われたら
「どんなところが一番美味しいと思った?」と会話を膨らませるイメージです。
自分の感じたことを言語化する習慣が身に付いたら、疑問に思ったことを自ら聞いてくれます。
“話す”よりも“聞く”に徹することで、先回りを防ぐこともでき、子どもの思考力・決断力・言語力といった大切な力を養うことができるのです。
「言おう言おう!」の姿勢より「聞こう聞こう」の姿勢で過ごしてみてください!
今のかわいそうよりも、将来1人で何も出来なくなることのないよに!【まとめ】
現在、多くの子どもは既にインターネットを使用しています。
そのため、インターネットを開けばすぐに答えを見つけることが可能です。
考えることの必要性すら理解していないこともよくあります。
そうした生活に慣れて大人になってしまうと、自分の意見を出せない人材になってしまったり、クリエイティブな発想がなかったり、働く上でのハードルが上がるので、やはり先回りはなるべくしない方が良いというのがPLSの考え方の結論です。
お子さんが失敗して傷つく姿を見るのは辛いかもしれませんが、今後の将来のためにも成長のためにも見守っていきましょう。
“今の可哀想よりも、将来1人で何も出来なくなることの可哀想”を優先した子育ては大切です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは次回のブログにてお会いしましょう!
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