ブログをご覧の皆様、こんにちは!
いであるです。
いよいよ2022年も、大晦日となりました。
年内最後のブログになりますので、今、心にある素直な想いを綴っていきます。
申し訳ございませんが、長文になります。
これでも書ききれていません。
最後まで見ていただけたら嬉しいです。
2022年PLSの復学実績と、現在準備している件数は?
今年は本当にたくさんのご家庭を支援してきました。
2022年、PLSのサポートで復学されたご家庭は、14件でした。
そして、現在、新学期に復学を予定しているご家庭は、3件あります。
各サポートコースで関わった親御さんは、「まさか我が子が不登校に…」と想像していなかった出来事に、初めて不登校という事態の重さに気付かれたのでしょう。
自分のことで心が病み苦しむ以上に、かけがえのない我が子が苦しんでいる姿を目の当たりにし、これ以上にない苦しみを感じられていました。
そして最後には、復学することへの喜びを感じ、言葉では表現できないほどの、「学びと経験」を得られた1年間だったことと思います。
現場で見てきた実際のご家庭の様子や胸の内とは?
朝から学校に行き、授業を受けて自宅に帰ってくる。
一般的にはごく当たり前のことが、突然、当たり前ではなくなって「不登校」という言葉が頭をよぎる。
我が子に当てはまると察した瞬間は、頭の中が真っ白に、そして目の前は真っ暗になったのではないでしょうか。
出口のない真っ暗なトンネルの中をひたすら歩き続ける。
お子さんが不登校中のお母さんは、スヤスヤ眠る我が子を見ながら「私のせいで…ごめんね」と、自責に駆られてしまう。
そして、ご自身はまともに眠ることさえ出来ずに、涙を流したことを、幾度となく経験されたことでしょう。
お子さんが不登校中のお父さん。
全く仕事が手につかない日々。
職場で子どもの話になった時。
元気そうに友達同士で話して歩く登下校中の子どもたちを目にした時。
不登校のニュースをテレビや新聞で目にした時。
「父親なのにこの子のために何もしてやれない。救いたいのに救ってあげられない」と親としての自信を失うことだってあったでしょう。
そして誰よりも不登校という状態にもがき苦しんでいたお子さんたち。
このままではいけないと分かっていても、どうすることも出来ない。
家族以外にありのままの自分の感情を吐き出す場所がない。
自分の思いとは裏腹に、親に暴言を吐いてしまう。
時には暴力が出たり、壁を壊したり、最後には、部屋に引きこもることになってしまった。
本当は大好きで悲しませたくないのに、自分でもどうしたら良いのか分からなくなる。
ギュッと、心が締め付けられるような痛みに、苦しんだことでしょう。
「不登校」を知り、乗り越えた先に得られるものとは?
不登校はお子さんだけの問題でも、親御さんだけの問題でもありません。
家族全体で乗り越えるべき大きな問題です。
「親の子育てのせい」
「子どもの性格のせい」
「学校の対応のせい」
よく耳にしますが、これだけが全てではないと、私は考えています。
「誰かを責める」、「誰かのせいにする」のではなく、どのようにして力を合わせて乗り越えていくかが「不登校解決の鍵」になるのです。
不登校を乗り越えるのは決して簡単ではありません。
長年にわたり、支援をしているからこそ分かるのですが、「不登校歴が短いから簡単」、「長いから難しい」なんて単純な話ではありません。
どんな形の不登校も乗り越えるには、覚悟が必要だから難しいのです。
解決するには、辛くて苦しくて、険しくて心が折れそうになる道を歩くことになります。
覚悟を決めて親子共に乗り越えたその先にある景色は、きっと、明るい未来が顔を出してくれるのです。
不登校になった事実は変えられません。
しかし、不登校というのは、親御さんにとっても、お子さんにとっても、全てが悪いことではありません。
不登校を乗り越えた親子は、きっと、以前よりも楽しい人生を過ごすことができます。
なぜなら、当たり前のことに、感謝できるようになるからです。
実際に「不登校になって良かった」と言うお子さんも居ます。
「我が子が不登校にならなかったら、知らないことだらけだった」と、不登校という世界を知ることによって、得た学びが多く、過去に感謝する、親御さんは多いです。
【大晦日】いであるが、支援者として、今の気持ちを綴ってみました!「まとめ」
私自身も、支援者として学び多き1年でした。
一筋縄にはいかず、思い通りに支援が出来ず、多くの苦悩もありました。
それでも折れずに、ここまで来れたのは、「親子で笑顔になるために」という軸がブレずに、自分の中にあったからです。
そして、皆様に支えられたおかげで、無事1年の終わりを迎えることが出来ました。
2022年に出会えたご家庭に、「数多くある支援機関の中から、PLSを選んでいただきありがとうございます」と感謝の気持ちを持って、今年、最後のブログとさせていただきます。
来年も、PLS一同邁進していきますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
長文でしたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください♪
株式会社 PLS
代表取締役 いである
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