ブログ読者の皆さま、こんにちは。
いであるです!
さて、GWも中間地点となりました。
多くの親御さんから「いである先生はGWはおやすみ出来るんですか?」という質問をいただきました。
答えは「No!」です(笑)
GWは学校によって課題を出されるところがあります。
その課題のサポートに回るため、29日〜6日は全て訪問カウンセラーとして全国を走り回る予定です。
今日は愛知県にいます。
今回は、「ゴールデンウイーク明けの登校を安定させるための予防策」をここだけで書きたいと思います。
ご覧ください。

「GW明けの登校を安定させるための予防策」ゆっくりな朝の始まり

連休中もこうして依頼をいただけるのはありがたいことです。
なにより私自身、退屈が苦手なので休みの日でも仕事を作ってしまうタイプ。
これはこれで充実したGWかなと思っています♪
平日は支援中の親御さんからお子さんの状況をメールでいただきます。
家庭だけで登校できるようにアドバイスをする朝対応があるのです。
そのため、基本的には5時に起きていますが、GWは学校が無いので朝はゆっくり。
全く休んでいないわけではありませんので、ご安心を!

「GW明けの登校を安定させるための予防策」親御さんの本音

支援中のご家庭から、続々とGW中の様子を報告していただいています。
GW前に復学した家庭は家族でお出かけしたり、子どもたちは友達と遊びに出かけたりと楽しんでいるようです。
しかし、中には「GWが来てほしくない」「こんなに長い休みはいらない」と言う親御さんのメールもありました。
この記事を読まれている親御さんの中にも「あ、私もその考え…」と思われた方も少なくないはずです。
それもそのはず。
1年の中でも、GW明けの不登校や行き渋りは最も多いと言われているからです。

「GW明けの登校を安定させるための予防策」登校が崩れる理由

親御さんがGWを嫌がる理由は、GW明けのお子さんの登校が不安だからということが多いです。
では、もしもGW明けの学校に、お子さんが問題なく登校すると分かっていたらどうでしょうか。
親御さんも少しは安心してGWを楽しむことが出来ると思います。
GW明けに登校が崩れるのには訳があります。
新学期に入る4月は、全てが新しく、子どもたちは慣れない環境の中で生活しています。
まさに緊張の糸が張り詰めている状態なのです。
「今すぐ休みたい」
「休みたいけれど今休むと友達が出来なくなる」
「グループには入れなくなる」
「勉強についていけなくなる」
このように、子どもたちなりに考えて、緊張の中で自分達に打ち勝ちながら頑張っているのです。
このような緊張状態の中で、GW期間に入ると、その緊張が一気に解放され、気が緩んでしまいます。
気が緩むことによって、張り詰めていた緊張の糸がプツッと切れるのです。
この糸が一度切れてしまうと、家の中での生活が、本来の何倍も居心地良く感じてしまいます。
そうすると以下のような考えになることがあります。
「ずっとこの生活がいいな」
「また学校に行ったら色々気を使うししんどいなぁ」
お分かりかとは思いますが、休む方向へ考え方が傾いてしまうのです。

「GW明けの登校を安定させるための予防策」3つのポイント!

では、そのような状況下でも、GW明けの登校に繋げるためには、親御さんの対応としては何が出来るでしょうか。
大事なポイントは3つ。
これは復学したての支援中のご家庭によく伝えている内容なのでしっかり見て下さい!
①GW明けの登校日前日に旅行や遠出など、子どもたちにとって楽しい時間となるイベントを極力避ける。(旅行であれば前日に帰ってくるようにしない)
理由→大人でも楽しすぎる出来事の翌日は「仕事に行きたくないな」「もう一日休みだったら」という気持ちになりやすいです。
それは子どもも同じです。
休みたいと思うだけで、実際に学校に登校してくれるのであれば問題ありません。
しかし、行き渋りや、まだ自分に打ち勝つメンタルが備わっていないお子さんのケースですと登校前日にこのようなイベントは重ねない方が良いです。
また、気持ち的な問題だけでなく、生活習慣の乱れが生じる可能性もあります。
前日まで夜更かししていたのに当日しっかり朝起きられるという子どもたちはどれだけいるでしょうか。
それも親御さんにとっては心配なポイントになります。
GWに出かけるのは問題ありません。
登校日をしっかりと確認した上で、余裕のあるスケジューリングをしていきましょう!
②親子間でコミュニケーションをとる時間を作る
理由→学校の様子については日頃、中々「どうだった?」と聞けるものではありません。
私と繋がりある親御さんならご存知の通り、毎日のように「学校どうだった?」と聞くのはやめるようにと伝えています。
しかしGWはまた別です。
新学期から1ヶ月登校出来た頑張りを認め、しっかりと労うことが大切です。
GW初日でも良いですし、まだ聞けていないという親御さんは「そういえば新学期は緊張したと思うけどよく頑張ったね。どうだった?」と学校の話を聞いてあげましょう。
その際にお子さんから友達との楽しい話が出てきたら一緒に喜ぶことが重要です。
ここは共感し、笑顔で頷いて聞いてあげましょう。
反対に弱音や愚痴が出てきたら、しっかりと聞いてあげてください。
「そんなことがあったんだね。」
「それは嫌だったね。」
「そんな中でよく頑張ったね、えらいよ。」
このように、お子さんの年齢に合った話の聞き方、褒め方をするよう意識してください。
最後に3つ目のポイントですが、これが一番大事と言っても過言ではありません。
③生活習慣を崩さないように親が意識する
理由→親が許可すると子どもは驚くほど自由に過ごします。
結果、昼夜逆転生活に一瞬で変化してしまうからです。
「次の日が休みだから今日は夜更かし」という考え方。
例えばGWではなく土曜日の夜にこれをするのならまだ良しとしましょう。
しかしGWは大型連休なのです。
次の日休みだからと言って、毎晩夜更かしをしているとあっという間に昼夜逆転に繋がります。
昼夜逆転は簡単に直せるものではありません。
4月29日から5月5日まで夜更かしして、6日の朝問題なく起きて登校できるという可能性は極めて低いと推測されます。
昼夜逆転は不登校や行き渋り、登校初日から遅刻になる可能性が大幅に上がるのです。
子どもたちの言葉や行動に惑わされてはいけません。
親御さん自身がしっかりと芯を持って対応してみてください。
その対応一つで、子どもたちのGW明けの登校が良くも悪くも変わります。
以上、今回はGW明けの登校を安定させるための予防策についてでした。

「GW明けの登校を安定させるための予防策」まとめ

以上のように、「GW明けの登校を安定させるための予防策」は、親御さんの意識を改善するところにあります。
どのような対応ができたかにより、出る答えも変化します。
「親子で笑顔になるために」ここは、踏ん張りどころです。
私も、引き続き今日もこれからGW課題のサポートへ行って参ります!
それではまた次回のブログ記事でお会いしましょう。


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